宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】 (ページ16)

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お隣さんページ16

『え、なんで私潔子の隣じゃないの？え？』

青城との練習試合の日。

バスに乗って行くのだが、その時の席の人物がおかしい。

『なぜツッキーの隣………』

月島｢はぁ…………｣

『いやあんたは喜べや。かわいい先輩の隣なんだから』

月島｢……………はぁ｣

こらヘッドフォンつけてアイマスクすんじゃねぇ！！どっかの江戸のバズーカ持った真選組1番隊隊長かよ！！

『だったら私も寝てやる！！』

澤村｢Aうるさい！｣

私は相棒のイヤホンを耳にぶっさし、お気に入りの曲を流して腕を組んで目をつぶった。

月島｢そろそろ起きてくれます？｣

ぺしっと軽く額に痛みを感じた。

『…………むっ、先輩を叩いて起こすとは、度胸あるなほんと。』

月島｢………肩貸してあげてたんでそれくらいいいじゃないですか。｣

『嫌そうな顔するのやめてくれない？？へぇへぇ、すみませんね肩借りて。無意識でしたぁ。どーもありがとう！！！』

イチャイチャすんなぁー、と前の方からスガの声が聞こえたので、してへんわ！とつい
関西弁で答えてしまった。

次の瞬間、乗っていたバスが止まったので、青城に着いたことを悟った。

(ふーん、なに、ツッキー到着するまで私のこと寝かせてくれてたんだ)

バスを降りて、一つ伸びをした。

すると何やら日向が、田中に謝っている姿が目に入った。

『え、なに、なにがあった？』

清水｢日向が緊張しすぎて、田中のズボンに吐いちゃったんだよ。｣

『……ぶふっ、さっすが日向……』

いつの間にか隣にいた潔子から答えをもらい、その瞬間を見たかったなと思って寝てた自分を恨んだ。

『あれ、大地ぃ。田中とか影山、どこいった？』

澤村｢……………あいつらまた勝手にっ！｣

今日もキャプテンのため息が聞けるな。と心の底から思った。