新学期 ページ2
『潔子と同じクラスじゃなかった………』
ザワザワしてる教室。
今日は始業式と、新1年生の入学式。
高校生活最後のクラス替えだ。
菅原「俺たち一緒だったな!!」
澤村「バレー部が3人揃ったな」
『大地とスガか………潔子〜……』
澤村「さっきからそれしつこいぞ!A!」
べしっと軽く頭にチョップをくらった。
旭は3組で隣のクラス。
潔子は2組でそのまた隣のクラス。
『潔子〜…………』
澤村「し つ こ い」
『あだっ』
私が宮城に引っ越してきてから今年で3年目。烏野高校に入学すると同時にやってきた。
理由は、父ちゃんの単身赴任。
1人じゃ生活出来ない父ちゃんの為に、ついてきたのだ。
母ちゃんが父ちゃんのところに来てしまえば、育ち盛りの高校生3人だけの生活はキツい、となり、私がついていくことにしたのだ。
大好きなバレーボールをやめて。
あ、そんな深刻にならんで?
諦めたつもりもやめたつもりもない。
大学生になったらまたやろうかなと考えてるくらい。今でもこっちでたまに地域のチームに参加してやるくらいだし。
菅原「A!もう部活行くべ!」
『おん!今行く!』
ここに来ても女子バレー部に入るつもりだった。
でも男子バレー部に、いや、あの3人に興味を持ったんだ。
「ちわーっす!」
3人で廊下に出ると、元気な元気な後輩がいた。
『田中!相変わらず元気か!』
田中「はい!元気っす!」
わちゃわちゃ4人で話してると、可憐な声が大地を呼んだ。
「澤村」
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作者名:桜 | 作成日時:2020年5月19日 21時