【d！】普通で悪かったな！好きだよ！【男主】

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side 野崎

コネシマの部屋にお邪魔してしっかり睡眠をとらせてもらった。そりゃあもう快眠。お陰様で頗る調子もいい、気がする。

『ありがとね、コネシマ。…お前はやさしくてずるいなあ、俺の前だけにしてくれていいんだよ？じゃなきゃみぃんなお前のこと好きになるじゃん。』

まあうちのコネシマなんだし当然ではあるんだけど、こう。こいつがモテたら気分は全く良くは無いから。あくまで俺が良しとしてるのは俺の大切を趣味の一環として見せてやることだけ、惚れるだなんて以ての外で。多分隠せてないけど苛立ちを隠しながら彼の唇、首に噛み付いた。

kn「ン゛〜〜！？野崎〜？？急にそういう事すんのは！やめろって！言っ、…とる、や、ろ……？」

顔をみるみる赤くして汗をダラダラと垂らしていたコネシマ、しかし次の瞬間その顔は凄くぽかんとしたものに変わった。エ？俺なんか変な顔してた？もしかして。

『エッ、と、コネシマさ〜ん…？何、どうした？？えっなにホントにごめんって次からちゃんと一言、』
kn「なあ野崎、俺そもそもお前にしかこんなんしとらんで？」
『──────────？え、嫌だとしても急になん、』
kn「お前自覚ないんかァ？？今めちゃくちゃ"俺のなのに"って顔してんで？(笑)」
『』

なんてこったい。やらかしてんなあ俺………！でも待って？それを瞬時に把握して伝えてくれるとか流石に愛だろそれは。お世辞でも嬉しい愛してるコネシマほんとに好きさすがは俺の嫁ってとこかな。(※自称)

kn「イヤァ、俺らに愛情振りまくことしか知らんのかと思っとったわ！ただのお人形さんやなかったんやな。ちゃあんと醜い感情持っとるやんけえ。」

にぃ、と弱みでも握ったような表情を浮かべて微笑んでくる目の前の想い人。ちょっと待って？言いふらされるのは困る。ただでさえ嫌がられてるのに嫌われ、…イヤ手遅れかもしれないけど。

…ガチャ。


「、まずい、って顔しとるけど。……そういうとこ、シッマにしか見せへん気やったん？」
kn「ア"ア"ー！！野崎が居んねんから部屋入る時はノックしろ言うたやろ！！今は俺が野崎と話してんねん、ホラ帰った帰った！」

俺はどうするのが正しいんだ？これ。
可愛いなあ俺の嫁ズ…って思えばいいかな。

『…えっ、とお？俺が来てる時にコネシマの部屋に来るの珍しいね、シャオロン。』
sha「、べつに。なんでもええやろそんなん。」

あ待ってワンチャン聞こえてきた？？んな訳ないか。

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