【d！】普通で悪かったな！好きだよ！【男主】

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side 野崎

時々、何も考えずに空を見たくなることがないか？因むと俺はない。強いて言えば……木登りを急にしだした同居人が降ってきた時、くらいかなあ。

「野崎ーーーッ！？！？おま、ソコおったらあぶ、……えあっ」
人が上から降ってくるとか隕石だろもう！多分今ので俺の腰は死んだ、足ジンジンする。よく受け止めようと思ったな俺…いやでもゾム遊び回ってるから軽いわまだ。

『…なあゾム、木登りしたら危ないからお前はするなってハニーにも言われてるよな？』

zm「はに、ハニー…？？ええっと、トントンのことでええ？それ。」

『えっ？あっいっけね他んメンバーの前でトントンのことハニーっつっちゃったヤべ。許してごめん浮気じゃねえよハニー。』
zm「お前今それ言うとバリ最低なヤツにならん…？大丈夫か。」
問題ないよハニー、お前ももれなくこっち側ですねん。(エセ関西弁。)

『というかそれどころじゃねーの！毎日散歩に行くのはいい、健康にいいしお前と2人で楽しいし？？でもそれとこれとは別なんだよ。』

zm「え、あっ、ハイ…」

公園で叱られる成人男性の完成、あまりにも滑稽である。
ほらもうちっちゃい子心配そうに見てるじゃん正座しないでゾム俺が悪かったから。やだやめて。

『…分かったかァ？お前が心配だから俺は言ってんだよ。』
ゾムの頬をつつきながらそう言えば、「〜〜ッ゛、」なんて声にならない声を上げながらフードで全ロックされた。なんで？


zm「……なあ、ほら、朝メシの時間やんそろそろ。帰ろうや、〜〜〜〜…だぁりん。」


ハイハイお前がいちばん可愛い。


そんなこんなでちゃっかりゾムとおてて繋いで帰ってきたわけなんですけど、あ勿論2人とも手洗ってハンドタオルで拭きました。ゾム嫌がるもんな。
本題はここから。玄関入った瞬間の鼻腔をくすぐるめちゃくちゃ美味そうな匂いに2人して
「『トントンのメシだ！！！！！』」
って叫んで喜んでハグしたのは言うまでもない。
キャッキャキャッキャ、昨日の夜も今日の朝もトントン'sメシ。流石うちの嫁さんだわーー優勝すぎるわーー。

とかなんとか思いながら家ん中用のスリッパ(これもゾムが嫌がるから)を履きパタパタどころかバタバタ手洗い場に行くわけですよ、そしたらそこに居たのが。

「…ん、野崎にゾムやん。野崎は今日もおつかれさん。」

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