マネージャーやってます【赤葦京治】 (ページ8)

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賭けをすることになりましてページ8

｢という訳で合同合宿だから中間テスト補習にはなるなよ｣

｢よし木兎ォ今から勉強すっぞ！！｣

｢頑張れよ木兎ぉ！！｣

三年の先輩達は逃げようとする木兎先輩の首根っこを掴んでズルズルとどこかに行ってしまう

｢ミカちゃんまたね〜｣

｢文系教科頑張るんだぞ〜｣

と二人の女マネの先輩に優しく頭を撫でて貰う。2人ともベクトルが違う美人さんだから眼福。

｢ミカ、ゲーム程々にしなよ｣

電車の中隣に座っていた赤葦が見透かしたような目で言ってくる。たぶん夜更かししてゲームしてるのバレてるな

『どうしても部活帰りだと疲れてゲームあんまり出来ないから、ついテスト期間でここぞとばかりにやっちゃうんだよ』

ダメとは分かってても好きな物にのめり込んでしまう私の悪い癖だ

｢じゃあミカ赤点とったら校内で名前呼びね｣

『ェ、私に損しかないじゃないか』

赤点取るなんてことはした事ないけど念の為という感じか

｢じゃあ赤点とんなかったら行きたがってたお店奢る｣

『え？いいの？てか赤葦に得ないけど？』

｢俺は幼なじみマウントとりたい｣

『本気でマウント取りたかったのか』

何か見た目の割に中身まだ幼いんだな

確かに小さい時は私と仲がいいのを見せつけるかのように手を繋いだり、ハグしてきたりしてたけども

あの頃は私より身長がちょっと低くて可愛かったのにこんなデカくなって……なんか女子高生なのに叔母さんみたいな心境してんな

お前の好きな人は木兎さんなんだからそういうお話は先輩としなさいと言いたいが、そういうお節介もどうかと思うのでその勝負に乗っかった。