マネージャーやってます【赤葦京治】 (ページ4)

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意外に覚えてるんだねページ4

｢……髪が長い方｣

｢嶋中に静かな圧を感じた｣

小見先輩が茶化すように言う。何度も相談されているから疲れてしまったのか、赤葦に少しだけ突っかかるような言い方をしてしまった

｢そういや嶋中は髪長い方だけどショートにしたこととかあるの？｣

『中学の時に1度だけありますね』

｢中二の時だっけ？｣

『確かそう』

中学の時にずっと同じクラスだったから見たことはあるとは思うけど、覚えてはいたんだ

｢でた幼なじみコンビの記憶力マウント｣

『マウントじゃないです』

｢聞いたこと無かったけど赤葦って中学の時モテてた？｣

『高校ほどでは無いけどモテてましたよ。勉強も運動も性格もいいとなればモテるのは目に見えてますし』

｢嶋中って異性を褒めるのに抵抗ねーよな。そういう所男らしいと思うぞ｣

『事実を言ってるだけです』

そんなこと言ったら凄いと素直に褒め倒す木兎先輩も中々ですけど

｢てか幼なじみならこうドキドキした展開とかあったんじゃねーの｣

『少女漫画の読み過ぎですね』

｢え、ないの｣

『ん？特には』

そういうとつまんねーと口を尖らせる木葉先輩

今日もバレー部は平和だな(小並感)