マネージャーやってます【赤葦京治】 (ページ11)

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あとcv逢坂さんも好きですページ11

｢ミカって好きなタイプあったりする？｣

『なに急に恋バナ？』

｢俺だけ言うのもフェアじゃないなって｣

まぁ確かにと思ってツラツラと言葉を並べる

『誠実で優しい人かな。あとクールで余裕があって大人っぽい人』

｢随分具体的で｣

『推してるキャラがそんな人ばっかだから』

｢3次元に戻ってきて｣

『理想語ってるから3次元にも含まれてるよ』

｢へー｣

好きになる男子のキャラってそんな人ばっかりなんだよなぁ。赤葦のツンツンしてそうな髪は触るとやわっこい。

『あと黒髪かな…』

そう言えば赤葦はむくりと起き上がり、何故かギュムッと押し潰されるように抱きつかれる。幾つか内蔵飛び出そうとは言わないけど、もしかして殺される？今の言葉に何か地雷でもあったのか

｢狡いな。ミカは本当に狡い｣

『意味わからん。あと苦しい』

｢10秒で離す｣

『数えてもいい？』

｢ダメ｣

赤葦は好きな人が居ると言ったのに何故私の事抱き締めるんだろうと思ったけど、私にも見せれない表情でもしてるのだろう。正直みたいまであるが、抵抗しようにも力の差が歴然なので大人しくしよう。

「まだ……こうしてたい」

『具合悪いとかある？』

「悪くない。むしろ元気」

10秒経っても離さないところをみるに、どうやら本当に地雷だったのらしい。私が本当に抵抗の意を見せれば離してくれるのは目に見えてはいるけど、変に拒絶反応を感じないのは遠慮なしに抱きつき合っていたあの頃を懐かしく感じるせいだ