恋愛相談って普通経験豊富そうな人に聞かない？？？ ページ2
｢それで赤葦先輩のことなんですけど……｣
『うんうん』
今日も恋愛相談をされて、恋愛偏差値弱者の私は内心困っています
｢嶋中先輩って赤葦先輩の幼なじみなんですよね？｣
『うん』
よく相談相手は同級生であり同じ部活の赤葦のことについて聞いてくる。何処から知れ渡ったのか分からないが幼なじみということまでバレている。女のコの情報網って拡大するのも早いからおっかない。
｢嶋中先輩ってやっぱり赤葦先輩のこと……好きですか？｣
『好きな部類かな』
顔はイケメンだし、高身長だし、文武両道だし、気配
り上手、スマートな返し……いい所しかでないな完璧だ。嫌いな要素としてはモテモテだなこの野郎としか思わない私の私情が入ってるだけである
｢そうじゃなくてぇ｣
『うん？』
｢赤葦先輩のタイプ知ってたりしませんか？｣
『清楚系？綺麗め？な子が好きとか言ってたな』
部活内で先輩達が雑誌を見ていた時に赤葦が絡まれて、なんか写真で指を指していたのが清楚系女子だったような気もする
｢な、るほど……ありがとうございます｣
『あんまり信憑性ないし、𓏸𓏸ちゃんはそのままでも可愛いし気にしないでいいと思うよ』
｢やっぱり聞いた通りの天然たらし……｣
『え？褒めてるの？それ』
｢ありがとうございました｣
『じゃあね』
嵐のような子だな……てか、本当に赤葦誰かと付き合ってくれないかな。そしたら相談も減るんだろうな。大部分が赤葦についての相談内容が多いから。
まだ食べれていない弁当を持って、近くの体育館に行けば案の定バレー部一同がいるわけで…
｢嶋中ぼっちかーーー｣
そんな大声で言わないでくれ、普通に失礼だろ
そう言ってこちらに向かってくるミミズクヘッドの我らがエース木兎先輩
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眠たいお昼 | 作成日時：2023年11月17日 17時
