時のなかで

#13話　そわそわくわく ページ14

「「「ピピピピピピ」」」
「精神統一!精神統一!」
「ハァーイ、テンションマックス!ドロシーだよ!」
「リ、リラックス〜。レオナだよ。」

「ん。早起きは三文の徳!みんな、おはよう!」
「うるさいうるさい!僕の真横で大声だすなぁー!」
「ドロシー、リラックス〜。朝は静かにしてよう。…ね?」
「ドレッシングパフェ、朝から元気だね〜。」
「まったく…。最後の日までこれぷり。だいたい、目覚ましに自分の声を入れるなんて…。あ、ほららぁら起きるぷり!」
「かしこまぁ。おはようぅぅ。まだ眠い…。」
4月19日、午前7時。ドレッシングパフェとして活動できる最後の日。そしてそして…ライブパーティー当日!
「そう!ライブパーティだ!」
「「「「「わ!びっくりした!」」」」」
「いきなりびっくりするぷり。さ、それが分かったなら練習着に着替えるぷり!」
「もう僕たち着替え終わっちゃってるから、早く着替えないとおいてくぞ。」
「うぇ!?わ、分かった!ま、待ってよ〜。」

「「「「プリパラプリパラダイス!」」」」」
「よっし。今日はこんな感じで十分だ。本番に向けてクールダウンをしておこう。」
「えへえへへ。」
「らぁら〜?お〜い。らぁ〜ら?レッドフラッシュいる?」
「らぁら!らぁら!」
「えへ…。って!ごめんごめん!」
「どうしたの?さっきからにやにやしてて。」
「今日がライブパーティ本番だと考えるとえへっ、そわそわしちゃうんだ。」
「へっ、僕たちは今日が最後の日なのに…。そらみは気楽なもんよ。」
「ごめん…。」
「もうっ!"最後の日だから"のライブパーティぷりよ!そんなこと言っちゃだめぷりっ!そりよりらぁら、そんなにリラックスしてるなんて…。」
「ん?」
「ファルルカムバックライブの時も、神アイドルグランプリのときも緊張してたから…。」
「そう!それに比べて今日はにやにやしてて…。」
「あぁ、今日はね緊張よりも楽しさが多いんだ。私たちの10年間の歴史の重みを見てって気持ちになるんだ。」
「じゃあ、リラックスして頑張ろうね!」
「プリパラパンポーン。まもなく[そらみスマイル＆ドレッシングパフェ サンキューライブパーティ♪]が始まりまーす。」
「時間厳守!早く行かねば!」
「めが姉ぇーー!事前に教えろよぉ!」
「話しててすっかり時間を忘れちゃってたね。」
「「「3人とも待ってよ!?」」」

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