【名探偵コナン×歌い手】超人気な歌い手はとあるスナイパーと共闘するそうです

弾丸が十七発 ページ20

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いや、私も犯人が分かって思いっきり起き上がっちゃったんだけどね！！めっちゃ痛ぇよあばら！！



コナン「だ、大丈夫！？」

　
真澄「ああ、平気平気」

　
『でも…この推理が合ってるなら』

　
コナン「ああ、犯人は＿＿」
　
　


そう言いかけたとき、病室の扉が開いた。
　

入ってきたのは少年探偵団の三人と愛しいかわゆい哀ちゃんと博士。
　



歩美「鈴お姉さーん！」
　

元太「オーイ！見舞いに来てやったぞ〜！」
　

光彦「ちょっと元太くん、声が大きいですよ」
　

元太「ワリィワリィ」

　
『やあやあ皆お揃いで！』

　
哀「まったく…どれだけ心配したと思ってるの」
　

『ごめんちゃい』

　
哀「あなたもよ江戸川くん。やたらと事件に首突っ込んで」


コナン「ハハ、ワリィ灰原」
　

哀「ったく…」
　
　


この話はまた後でだね。


　
　
コナン「オメーら何持ってんだ？」

　
元太「スゲーいいもんだよな！」
　
　


そう言うとベッド脇のテーブルに大きな紙を広げ、その上に牛乳パックや厚紙で作ったツリーやビルを取り出して並べ初めた。
　

これもしかして自由研究の…。
　

え？この子らだけで作ったの？うそ、感動する←
　
　
　
蘭「ホントすごい！」

　
園子「うん。よくできてる」

　
『蘭に園子、早かったね』

　
園子「まあね〜」
　

真澄「それにしても…これでまだ未完成なの？」
　

蘭「充分よく出来てるけど…」
　



建物の形は違うけど、サイズや配置は完璧なその模型。
　


　
元太「色を塗らなきゃいけねーんだ」
　

歩美「でもこの前ベルツリーに行ったとき、西側しか写真撮らなかったから、ビルの色が分からなくて困ってるの」
　

光彦「塗り始める前にまた登っておきたいんですが…」
　
　


あの狙撃があった後だ、まだ休業中だよな。
　

それを聞いた園子は「もう一回ベルツリーに行く？」と…流石鈴木財閥のご令嬢。
　

その一言に皆大はしゃぎ…なんだかんだ言って、園子が一番子供達に甘いんっていうね。
　
　


子供達がはしゃぐ中、江戸川少年は一人何かを考えていた。
　



『どうした？』
　

コナン「いや……なあ灰原…あの模型、縮尺は合ってるんだったよな？」
　

哀「ええ」
　
　


哀ちゃんが頷くと江戸川少年は模型に近づいてジッと覗き込んだ。




　
　

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