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9カラットの宝石 ページ11










『ふ〜っ…上がったよ〜って…すごっ』
 


 
目の前には見るからに美味しそうなカレーとサラダ。


え?待ってこれ…白が作ったの?


本場のか!ってほどそっくり…うわ、輝いて見える…




白「ふふふ〜!すごいでしょ!」
 



めっちゃドヤ顔で言う白を見て、こいつ本当に神?って思うんだけど…
 
 


『まぁいいや…食べよ』
 


 
二人で向かい合うような形で座り手を会わせる
 
 


白貴「『いただきます』」
 
 


私は銀色のスプーンで一口すくい口に運んだ
 

ん?…は?お?
 



白「どう?どう?」
 



にこにこした顔で私の感想を待っている白は一瞬まふに見えた。
 


 
『美味しい…』
 



うん、スッゴく美味しい。


昴さんのと同じ位美味しい。
 
 









…こいつ何気にスパダリだよな…
 
 

ふと、私は今日阿笠邸で感じたことを思い出し白に聞いた。



 

 
『そういえばさ、私最近…原作の内容忘れてきてるようなんだけど…何でか分からない?』
 
 
白「う〜ん…老化?」←


『ほぉー…』
 




私は手をバキバキと鳴らす。


おいゴラ…私はまだ若ぇぞ?




 
白「ごめん嘘だから!!……う〜ん…」
 




今度は真面目に考え出す白。


私も今までを振り返ってみる。
 



白「こっちの世界に住むようになって、原作の存在自体を忘れて来てるみたいだけど…」

 
『え…どういうこと?』
 


白「ん〜っとね、こっちの世界に住むようになって君の記憶の中から原作の記憶だけが消えて言ってるんだよ。


だからそのうち、これから起きる出来事全てを忘れちゃうかもね。
 

ストップする場合もあるけど、運が悪ければ自分がこの世界の住民で無いということは覚えていても、この世界がなんというアニメの世界かは忘れちゃうかも」







名探偵コナンというアニメ自体を…忘れる?
 




 
白「でも、鈴はまだ運が良い方だよ?」


『運が良い方?』





 
また一口カレーを口へと運ぶ白。



私も一口すくい口に運んだ。
 
 



白「僕が見てきた限り、トリップした人達のうち半分位が自分の本当の世界についての記憶を忘れたからね。


家族の事も、友人の事も…そしてこのアニメの事さえも全て。」
 
 

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双子ネコ - 猪突猛進◯ール? (2020年7月23日 21時) (レス) id: 6f69f92852 (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 20カラットの宝石 の最後間違ってますよ。  (2020年7月4日 13時) (レス) id: 37c5ca98ba (このIDを非表示/違反報告)
ルナ・スカーレット - おっふ…面白い…ハマった…ありがとうございますぅぅ!!!世良さんはイケメソですよねうん。 (2018年12月15日 15時) (レス) id: 5eea7c1ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうね - 最近読み始めました!面白くてハマっています!私は世良さんが大好きです! (2018年12月15日 10時) (レス) id: a2bb2bfeda (このIDを非表示/違反報告)
ルナ・スカーレット - 星咲夜空さん» あ!第一弾から応援してくれている方ですよね!コメントありがとうございます!哀ちゃん絶対天使やろ← (2018年9月18日 10時) (レス) id: 5eea7c1ec6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧雨柊月 | 作者ホームページ:霧雨柊月  
作成日時:2018年6月21日 19時

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