今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:32,441 hit
小|中|大
Melody49 ページ22
「 A 」
名前を呼ばれただけで幸せを感じるなんて、今まではなかった。
愛しいその声に呼ばれるだけで、わたしの頬は染まる。
「 こっち 」
いつの間にかピアノ椅子に座っていた拓人先輩が、わたしを手招きする。
「 なん、ですか……? 」
いつものように少し離れて立つ。
まだ、手招き。
わたしはもう一歩、拓人先輩に近づく。
まだ、手招き。
「 もう、なんで……ひゃっ!? 」
一瞬の出来事。
腰に腕を回されて、引き寄せられて……、
「 えっ!? 」
膝の上。
拓人先輩の膝の上にわたしは、
拓人先輩を背もたれにするようにして座っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
72人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:風怜(Ruru) | 作成日時:2011年12月23日 20時