じゅーご ページ16
その日は、突然やってきた
「読売テレビです。雄英高校は今年に入って4回、生徒がヴィランと＿＿＿＿｣
テレビからは記者会見の様子が流れている
『ねー、つまんなーい』
カウンターで弔の膝に座りながらAは言う
「今はしーっですよ｣
それを聞いてトガが口に指を当て、制する
『はぁーい』
ぷくーっと頬を膨らませるA
弔はその頬を触りながら爆豪の方をみた
「不思議なもんだよなぁ。何故ヒーローが責められてる？」
Aは思った
「奴らは少ーし対応がズレてただけだ。守るのが仕事だから？誰にだってミスの一つや二つある。おまえらは完璧でいろって！？」
”つまらない”と
足をぷらぷらさせてみる
やはりつまらない
弔の話を聞いてみる
「人の命を金や自己顕示に変換する異様、それをルールでギチギチと守る社会、敗北者を励ますどころか責めたてる国民、俺たちの戦いは“問い”｣
やはりつまらない
何か面白いものはないかとキョロキョロ辺りを見回す
すると、荼毘がAに話しかける
「A、拘束外してやれ｣
取り合えず暇ではなくなりそうなので、素直に頷く
『うん、わかった』
弔の膝から降り、拘束へ手を伸ばす
「強引な手段だったのは謝るよ。けどな、我々は悪事と呼ばれる行為にいそしむただの暴徒じゃねえのをわかってくれ。君を攫ったのは偶々じゃねえ」
ミスターが何か言っている
うまく拘束が外せない
「ここにいる者、事情は違えど人に、ルールに、ヒーローに縛られ苦しんだ」
弔が何か言っている
拘束が外れたようだ
『できた』ﾎﾟｿｯ
少年は拘束されていた手首をさする
「君ならそれを…」
弔が言いかけた
その時、
少年が動いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
縷々(プロフ) - 琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推しさん» 個性はオンオフが可能です！ (2023年4月3日 23時) (
レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推し - 夢主トガちゃんって呼んでるのになんでトガちゃん個性きいてないんですな？ (2023年4月3日 23時) (レス) id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろたたき - いやぁ、ここまで子供の言い方を書けるなんてあなた天才ですね？！ (2023年2月26日 19時) (レス) id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - いいですねいいですね素敵な作品好きありがとうございます!応援してます！ (2023年2月16日 22時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - レゼ推し部部長ヒスイさん» 大丈夫ですよ〜、私ロリショタ好きなのでそういう作品作りまくってるンですよねー (2023年2月16日 16時) (レス) id: 95fb390dc7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：縷々 | 作成日時：2022年12月31日 22時
