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29:宣戦布告と好敵手 ページ32

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体育祭まで2週間を切り、学校中の緊張感が高まる。体育祭は皆が注目される場であるが、今年は敵襲撃も受けA組が注目されやすいと予想する。

「けど、こんだけ人に見られちゃな〜」テレ

瀬呂「いやなんで照れんだよ」ツッコミ

何を隠そう他クラスの奴らがA組に敵情視察で押しかけて来てるのだ。

「いやぁ〜、やる気でると言うか何というか。目立つのは嫌いじゃないしな!」

瀬呂「お前のメンタルを尊敬するよほんと」

俺は個性を使って皆と戦えることに楽しみを感じていた。別に戦闘狂ってわけじゃないけど、イベント事が好きなのだ。

爆豪「どけ、モブ共」

「おーい爆豪、お前が主人公って訳ではねーぞー!」ニヤニヤ

切島「あ、おい夜村、そんな事言うなって!」


すると爆豪が帰ろうとするので茶々を入れるが、切島に止められる。なんだか切島母親みたいだ。あ、母親のこと知ないけど。
すると、外野から聞き慣れた声が聞こえた。


心操「どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」

爆豪「あぁ?!」

「お!人使じゃん!」


俺が呼びかけるとチラリとこちらを向いただけで、話を続けた。


心操「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ......」

緑谷「…!」

「ふーん、なるほど下剋上ってわけか」

心操「敵情視察?下剋上?少なくとも俺は、調子のってっと足元ごっそり掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」

「ほほーう、人使も言う時は言うんだな」

緑谷「Aくん、あの人と知り合いなの?」

「うん、幼馴染なんだわ」

緑谷と会話していたらB組の熱血な奴も乗り込んで来た。なんだか今日は忙しないななんて思っていると、人使の標的が俺に向いた。

心操「Aにも言ってるんだからね。俺は好敵手(ライバル)としてアンタに挑む」ジロ

「もちろん。いつでも受けて立つぜ。よろしくな好敵手(ひとし)」ニカ

爆豪「上に上がりゃ関係ねえ」

そこに爆豪が通り過ぎていく。
確かにと思いつつ爆豪の背を見送る。
体育祭は皆が好敵手(ライバル)になる。油断していると足元を掬われ兼ねない。生半可な気持ちじゃダメなのだ。
気合を入れる為自分の頬を思いっきり叩く。ヒリヒリするが気合は入った。思いっきりやったことに切島がびっくりしてたけど…



2週間後の体育祭が待ち遠しい



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ポポポ(プロフ) - はちすかさん» はちすか様、素敵なコメントありがとうございます!制作の励みになります。拙い文章力ですが、更新頑張ってまいりますので、ご愛読のほどよろしくお願いします! (2021年2月27日 15時) (レス) id: 044150acb1 (このIDを非表示/違反報告)
はちすか(プロフ) - コメント失礼します。一つ一つの文章の描写がとても素敵で、続きがとても楽しみです。 (2021年2月27日 13時) (レス) id: 798d8404cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポポポ | 作成日時:2021年2月23日 14時

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