24：USJ襲撃事件-歯車は狂う-�� ページ27
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脳無と呼ばれた怪物を相澤先生からできるだけ遠ざけるべく、銃を撃って気を引かせる。
すると脳無は案の定こちらへ向かってきた。
あんなのと肉弾戦したらこっちが死ぬ可能性がデカいだけなのでそれは避けたい。なら取るべき行動は…
「(一定距離を空けた中距離攻撃しかないッ！)」
できるだけ緑谷達から遠ざけ攻撃による被害が当たらないようにする。
ここからは俺の本気だ。
この怪物は攻撃してもすぐに超再生をしてしまう。ならば再生が追いつかないほどの速さで弾を撃ち込むか、遠くに突き放して手がついてるボスみたいなやつをその隙に仕留めこの場を収めるしか方法はない。
俺はハンドガンを仕舞い、両手を前に差し出した。
緑谷「っ！！Aくん！無茶だ！なんで銃をしまっちゃうのさ！！」
「無茶かどうかはやってみなきゃわかんねぇ！それより相澤センセを頼んだ！」
俺は両手に最大威力を出す為に力を込めた。
これで完全に倒せるとまではいかないだろうが、たぶん吹っ飛ぶだろう。
「っく、飛んでけぇぇえ！！」ﾊﾞｺﾞｰｰﾝ
怪物めがけて撃ったそれは見事に直撃しUSJの端の方に吹っ飛んで行った。
死柄木「あーあ。脳無が吹っ飛ばされやがった。」ｶﾞﾘ
吹っ飛ばされた脳無を見て、ソイツは焦ることもなく呟いた。ソイツ目掛けてリアルガンで撃とうとしたとき、黒いモヤが出てきた。
黒霧「死柄木弔」
死柄木「黒霧、13号はやったのか？」
黒霧「行動不能にはしたものの…一名逃げられました。」
死柄木「……は？黒霧お前、お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ。今回はゲームオーバーだ」ｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘ
なんだアイツ、焦ってる…のか？それにしても子供っぽい所が見て取れる。ゲームオーバーってなんのことだ？まだ俺の所から死柄木と呼ばれる奴の所までは遠い。早く向かわなくてはと思いソイツのところまで走る。
死柄木「けどもその前に、平和の象徴としての矜持を少しでもへし折っておこう」
そう言って蛙吹の顔を手で覆うがリアルガンで弾を撃ち込み阻止する。
相澤先生が個性を封じてくれたおかげでなんとか間に合ったのだ。
緑谷が死柄木に殴りかかろうとし、ソイツが「…脳無」と呟いた瞬間−
「？！ぐあっ！？」ﾄﾞｺﾞｫ
あろうことかいつの間にか俺の背後にいて、俺を殴って吹っ飛ばしやがった。とっさに受け身は取ったものの、右腕の骨と肋骨を持っていかれた。
緑谷「Aくん！！！！」
「ゴフッ…いってぇ…」
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ポポポ(プロフ) - はちすかさん» はちすか様、素敵なコメントありがとうございます！制作の励みになります。拙い文章力ですが、更新頑張ってまいりますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年2月27日 15時) (
レス) id: 044150acb1 (このIDを非表示/違反報告)
はちすか(プロフ) - コメント失礼します。一つ一つの文章の描写がとても素敵で、続きがとても楽しみです。 (2021年2月27日 13時) (レス) id: 798d8404cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポポ | 作成日時：2021年2月23日 14時
