20：いいぞガンバレ心操くん！ ページ22
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ー朝ー
今朝人使からクラスに用事があるだかなんだかで一緒に登校できないとのLINEが来た。
久々の一人での登校に若干寂しさを感じつつも学校へ向かえば、校門の前に大勢の群衆がいた。
「あ！あなた、オールマイトが教師をしていることについて一言…え、やだ、ナニコレカッコイイ…！」
マスメディアの人だろうか、スーツをぴっちりと着こなしている女性にオールマイトのことについて聞かれる。
しかし、時計を見たらそんなことに答えている余裕はなさそうだった。
「あ？！すいません、俺遅刻しそーなんで！じゃっ！」
群勢の中を掻き分け、教室へと向かった。
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教室に着くと早速HRが始まった。
なんか学級委員長を決めるらしい。
俺はそんなのに興味はないので傍観していたら、クラスの勢がすごい盛り上がっていた。なんだ皆そんなに委員長やりたいのか！
クラス全員の多数決で決まるらしく、俺は誰に投票しようか悩んでいた。うーん誰だろう。あ、そうだ。
「ねえねえ、八百万さん？だっけ。これって何を基準にして考えればいいと思う？」
俺は前の席に座っている八百万さんに声を掛けて、考えを聞こうと考えたのだ。
「夜村さん、投票の件ですね！夜村さんがこの人にならクラスを任せられる！って思う人に投票すればよろしいかと」
ニコニコしながら答えてくれる八百万さん。なんだろうほんわかする。なんか自然とさん付けしちゃったけど。
「ありがとう八百万さん。」ﾆｺ
「百と呼んでくださいまし！」
「じゃあ、俺のことはAでいいから、改めてよろしくな！」
「はい！」
ちゃっかり、仲良くなれたわ。後で人使に自慢しよ。女の子の扱い慣れたよって。
その後、投票に移り結果が開示された。
緑谷が３票で委員長、百が２票で副委員長となった。
ー昼休みー
今日は人使と昼を食う約束をしていた。人使のクラスに行き、ランチラッシュへ向かう。
人使は鯖の味噌煮定食を、俺は生姜焼き定食を頼んだ。
「うん、うまいなコレ！やっぱり、ちゃんとした日本食に限るわ〜。」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
「アンタ、アメリカでどんな食生活送ってたんだよ…。つか、口に入れながら喋んな。」
「昼はハンバーガー、夜はピザのデリバリーを毎日」ﾓｸﾞﾓｸ
「うわ、まじか…。俺はその食生活無理…胃もたれする。」ﾄｵｲﾒ
なんてたわいも無い会話をしていた俺たちには、この後の出来事は予想できなかった。
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裏では歯車が段々と狂っていたのだ
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ポポポ(プロフ) - はちすかさん» はちすか様、素敵なコメントありがとうございます！制作の励みになります。拙い文章力ですが、更新頑張ってまいりますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年2月27日 15時) (
レス) id: 044150acb1 (このIDを非表示/違反報告)
はちすか(プロフ) - コメント失礼します。一つ一つの文章の描写がとても素敵で、続きがとても楽しみです。 (2021年2月27日 13時) (レス) id: 798d8404cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポポ | 作成日時：2021年2月23日 14時
