18：ヒーロー基礎学�� ページ20
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轟を固定した後、尾白の後を追った俺は葉隠と合流するために別ルートで合流する。
障子を挟み撃ちにするためだ。
葉隠『2階の西階段付近にいるよ！』
こそッと教えてくれた葉隠にお礼を言いつつ、そこへ向かうと尾白が障子と交戦中だった。
尾白は近接が強いので、邪魔にならないよう中距離から援護射撃を行う。
尾白と俺に気を取られている隙に、葉隠が確保テープを巻いてくれて無事演習を終えることができた。
障子「っ、強いなお前たちは。」
「おう、障子も十分健闘したと思うぜ？３対１であそこまで粘れるなんてな！」
なんてお互いを称えながらモニタールームへ向かう途中、轟が話しかけてくる。
轟「おい、夜村。なんで俺の動きが読めたんだ。」
「んーなんでかー。勘、かな？」
轟「は？」
俺の素っ頓狂な答えに轟は大きな目をさらに大きくさせて驚いていた。だって、それしか答えようがねーんだもん。
轟「俺が、燃やすとか考えられなかったのかよ。」
「んー、緑谷たちの損壊もあったし、それは考えになかったな。むしろ誰も傷付けずに秒で動きを固定するなら氷結使なーって思っただけだ。
轟「お前、場慣れしてんだな。なんかやってたのか？」
おっと、これはまずい。聞かれたくないことNo.1の質問が来てしまった。
うーんと考え込んでいたら、轟が続けて、
轟「俺は絶対に勝たなきゃならねぇ。この右だけであいつを超えてみせる。」
なんて、思いつめた表情で語っていた。中々轟も苦労しているんだな。
「右も左も関係ねーよ。それは轟自身の力だろ？誰に振り回されてんのか知らねーが、ちっぽけなプライドは捨てちまった方がいい。」
轟「ッ！！お前に何がわかる。」
そう言って、轟は俺の胸倉を掴み上げ睨んできた。
「俺は、自分の力と向き合ってこそ本当の強さに気づけるって思ってる。」
俺はまっすぐ轟の目を見て言うと、轟は掴んでいた胸倉を放し去っていった。
...ちょっと赤の他人なのに踏み込みすぎたか？
それでも、俺は間違ったことは言っていない。両方使い分ければきっとプロヒーローにも劣らないだろう。なのにそれをしないのは、やはりプライドに関係していると思ったからだ。
俺も轟の気持ちはわからなくもないから、そのプライドに押しつぶされてほしくなかった。
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登場人物が多い時は、セリフの前に名前を入れました。
何も書かれてないのはAさんのセリフです。
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ポポポ(プロフ) - はちすかさん» はちすか様、素敵なコメントありがとうございます！制作の励みになります。拙い文章力ですが、更新頑張ってまいりますので、ご愛読のほどよろしくお願いします！ (2021年2月27日 15時) (
レス) id: 044150acb1 (このIDを非表示/違反報告)
はちすか(プロフ) - コメント失礼します。一つ一つの文章の描写がとても素敵で、続きがとても楽しみです。 (2021年2月27日 13時) (レス) id: 798d8404cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポポ | 作成日時：2021年2月23日 14時
