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目の前にある倫也さんの胸にゴンッと頭をぶつけると
『いて。』
と言う声が降ってきた。
お構いなく頭をゴンゴンとぶつけると
『どしたどした？』
と言われ、
これはもう正直に言うしかないと観念した...
「.....覚えてない...。」
頭を押し付けたまま小声で言った。
『ふふっ、どっから？』
ーどっから？？どっからかって言われたら、序盤？！あのあま〜い感じの空気感と倫也さんの口.....唇とか舌が...ってそんなことこ言えるかぁ！...いや、でも記憶ないけどわたしそんな大胆なことしてのけたの！？...恥ずかしくて死にそう。。。あー。もう酒やめよう。絶対やめよう。ー
『じゃあ、俺が全部説明してあげる。昨日はあっちのソファーでえっちぃなキスしてから〜』
「ちょちょっちょーっと待って！いい！いい！大丈夫っ！！」
ガバッと頭を上げて倫也さんの口を押さえた。
その手を笑いながら外した倫也さんは
『んふふ、だって覚えてないんでしょ？てか力が強っ。』
とケラケラ笑っていた。
「...そこは....覚えてます。」
目を瞑って顰めっ面で言うと
『なんだ〜覚えてるんじゃん♪』
と嬉しそうに笑う倫也さん。
わたしは小さく諦めの溜息をついて、
「その...そのあとのわたしは記憶をなくした他人だと思ってください。記憶がないのでなかったことには...してもらえたりは...？」
祈るような気持ちで上目遣いで倫也さんを見ると、
倫也さんは半分呆れたような顔で半分楽しそうに
『あんなに人のこと煽っといてガンガン寝息立てて寝てたんですからねぇ、記憶もないでしょうねぇ。』
と片肘を立てながら半笑いで答えた。
「へ...？」
『逆に押しつけられたパイの誘惑にも負けなかった俺を褒めてほしいわ。』
そう言って自慢げに笑う倫也さん
「...え？え！？したんじゃないの！？」
『ううん、爆睡されました。』
「いや、だって乗っかった...って。」
『はい。全身で乗っかって眠ってましたよ。』
「本当？！本当に本当！！？
してない！？絶対してない！！？」
倫也さんの胸に手を置いて焦って言うと、
「いや...してないけど。...そんなしたくなかったの？」
とちょっと悲しそうな倫也さんに
「したいに決まってるじゃん！！
わたしだけ覚えてないなんて悔しいからやなの！！」
安心して微笑むと、
『ねぇ、何言ってんの？』笑
そう言って倫也さんは後ろに倒れ込んで笑っていた...
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RJS(プロフ) - 葵さん☆なんて嬉しいお言葉...涙が出そうなくらい嬉しいです。景色が目に浮かぶ様な物語が描きたかったので思いが伝わった気持ちになりました...。幸せです！言葉でお伝え下さって本当にありがとうございます。幸せに眠りまーす♡ (9月16日 2時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
葵 - まるで一本の映画を見ているような気持ちになり、一気に読み切ってしまいました。本当に素敵な作品ありがとうございます！空と海の碧さと夏の暑さが入り混じって、優しくて、もどかしくて。素敵な世界をありがとうございます♡˒˒ (9月15日 20時) (レス) @page24 id: e59d00ee3d (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさん☆コメントありがとうございます。読み返してもらえるなんて幸せな作品です！本文にも書きましたが、まだ頭の中にあるものがあります。それをうまくかたちにできるよう頑張りますので是非お付き合い頂ければ嬉しいです。最後までありがとうございました！ (2022年2月13日 9時) (レス) @page24 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - ついに終わってしまった、、。とても幸せな気持ちになれる作品でした。RJSさんが作り出す倫也さんが大好きで何度も読み返してました笑笑また新しい作品で出会えたらぜひ見に来たいと思います！！ (2022年2月12日 23時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年1月18日 9時
