ヒロインの友達は何としてでもこの世界で生き残りたい。[wrwrd!] 2

黙れロリ○ン私と趣味被ってんじゃねぇかという名の十三章 ページ1

ショッピは私の視線に気付いたのかさらに不機嫌になる。


syp「……………なんや。言いたいことあんなら言えや」


『いえー？別にー？……………カス』ﾎﾞｿｯ


syp「チッ……うっぜぇ。

さっさとこれ持って部屋行けや。」



雑に何かを投げつけられ、落とさないよう慌てて掴む。


見てみるとそれは綺麗なドレスだった。




『…なんこれ』


syo「ああ、ショッピ君持ってきてくれたんか！」


syp「オスマンさんが渡し忘れたって押し付けられたんで…」




二人の会話を聞きつつ、ドレスを広げてみると、眠り姫を元にしているように見える。


薄桃色が基調となったドレスにキラキラと反射するスパンコール。ご丁寧にティアラまである。


syo「〜！！！〜〜」


眠り姫って確か、美しいお姫様に嫉妬した魔女？が強制的に眠らせるんだっけぇ…？
ん？あれこれ白雪姫じゃね？




syo「おい聞いてるんか！？」


眠り姫の物語を思い出していると、大きな声で現実に引き戻される。


『え、なんか言ってた？』


syp「どこまで馬鹿なんやお前」


『今ここで殺るぞ』


syo「喧嘩すんなや！

ったく、だから、夜にパーティーがあんねん！やから、それ着て参加しろっちゅー事や！！分かったか！？」


パーティー？



聞き慣れない単語に脳が混乱する。

今まで一般ピーポーで過ごしてきた私には無縁の話だし。

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