ヒーロー ページ9
あれからAを家に送って
リビングで説教してるところです。
「何故一人で帰ってた、何故こんな夜中に出歩いてた」
「まって、玲於落ち着いて… 。」
質問攻めやめてよ〜とかいうAだけど
…質問しないと分かんねぇだろ。
「ほんとは遥斗くんと帰る予定だったんだけど遥斗くん一緒に帰れなくて」
「…その前になんでこんな夜中に外にいるんだよ」
「え?言ってなかったけ?バイトしてること」
「バイ、バイト!?」
…バイト?いや聞いてない
じゃあ、うん。じゃあ…
「その遥斗?っていう奴は…」
「バイト仲間?って言うのかな。」
…なんだバイト仲間だったのか。
" 彼氏 "じゃなかったんだ。
「それで?遥斗くん?にいつも送ってもらってるのか」
「うん、私は断ってるけど遥斗くんが俺が送りたいからって」
…なるほどね
遥斗っていう奴はAのこと好きなんだ
「まあ遥斗くんには気をつけろよ」
「え〜!なんでいい人だよ」
…下心満載な思春期な男子だし。
「でも玲於ほんとありがとう!助かったよ」
「ああ、ほんと気をつけろよ」
うん!って返事だけはいいんだよなこいつ。
「あ〜玲於は私のヒーローだね!」
ヒーロー…か。
「幼馴染なんだし助けるのは当たり前」
「ふふ、そうかな〜」
" 幼馴染 "
何故かその言葉に胸が痛くなった
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りおるの(プロフ) - 美樹さん» すいません。ご指摘ありがとうございます(汗) (2018年3月6日 16時) (レス) id: da9fac0bbb (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - 実在する人物が登場しますので、オリジナルフラグを外して頂けませんか?このままでは違反報告の対象ですよ。 (2018年3月5日 15時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りおるの | 作成日時:2018年3月3日 10時