オサナナジミ

まさかな ページ23

｢おつかれ〜｣




リハも終わって今日は久しぶりに早く帰れることに


帰って何しよう…… あ、服欲しいし買い物行こっかな







｢なあ玲於頼みがある｣


｢なんすか？｣





亜嵐くんからの急な頼み。

なんだろ、珍しい




｢買い物付いてきてくんね？プレゼントしたいものがあってさ｣



｢買い物っすか、別にいいすけど｣






…俺も服買いたかったしちょうどいいや。


























マネージャーにショップ手前まで送ってもらって

店内に入る。いや、ここ女子が入るとこじゃね？





｢亜嵐くん何あげるんすか｣


｢いや〜〜あいつ今度誕生日でさ、何が欲しいかなって｣






あ〜亜嵐くんの好きな人のことか。






｢ネックレスとかピアスとかは？｣



｢やっぱそーゆうのいいよね、形に残るもの｣









あ〜まじで悩むどれにしようってずっと唸ってる(笑)


プレゼントとか悩むのは気持ち分かるけど…

はー早く服見てぇな…… なんて。










｢こちらのネックレスもおすすめですよ｣


｢わ、可愛い。いいっすねこれ｣


｢彼女さんにあげるならいいと思いますよ。このネックレスペアなんですよ｣


｢え！ペアなんすかこれ！や〜〜恥ずかしいっすね｣






……まじか、亜嵐くんペアのネックレスあげるのか

そーゆう所はほんとにすごいと思う





｢ねえ玲於これよくね？ペアって｣


｢いいんじゃないですか……ってそれ｣









" 月のネックレス "







｢月のネックレスがペアとか神秘的じゃね？｣


｢そうっすね……｣










そうか、Aは遥斗くんから貰ったのか。



しかもペアなんて……







やっぱ付き合ってんのかな

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