行方不明の雪柱は､血鬼術で若返っても愛されるようです｡【鬼滅の刃】

肆拾捌 ページ12

Aside

『え？いやいやいや……おかしいでしょこれ』
『まってまって……逃げろおおお☆』

こうなった理由は少し前のこと｡


＿少し前(((

私は今､ある山のけもの道を走っている｡

この先には絶対鬼がいるはず｡

それもかなり強い鬼が｡

なぜかって？

『ゔぇぇ……くっっさ!!』

普通じゃないほど強い匂いがするからだ｡

私が走っているけもの道にも､乾いた血の跡が点々と残っている｡

｢……も………だ｣
｢………か……｣
『!?』

誰かいる……？

サッと木の影に隠れて観察してみる｡

木の向こうに見えたのは､目に文字が刻まれた鬼だった｡

『下弦がなんで3人も………』

そう､下弦の鬼が3人もいるのだ｡

その周りには雑魚鬼が20人ほどいる｡

でも､問題はそれだけじゃなかった｡

『私一人だよね？』

前は不死川さんがいたけど､今日はまさかの1人｡

『え？いやいやいや……おかしいでしょこれ』
｢あ？｣

やっべ､大声で言っちゃった☆

ここは一か八かあれをするしか………

でも鬼が乗ってくれるわけないよな

『い？』
｢う？｣
『え？』
｢お？｣

いや､乗るんかーい(((

｢ってお前鬼狩りか!!お前ら､あいつを殺 せ！｣
『まってまって……逃げろおおお☆』

三└(卍^o^)卍ﾄﾞｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

『い"や"あ"あ"あ"あ"あ"』

逃げでも逃げても追ってくる｡

こうなったら戦うしかないじゃん！

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