21歳､保護しちゃいました｡【莉犬】

それから ページ23

Aside

莉央くんとお別れしてから早2年｡

あれから私は､みはるの影響ですとぷりすなーになった｡

何故か莉犬くんの声が莉央くんの声に似ていて､莉犬くん気付いたら莉犬くん推しになっていた｡

そして今日は握手会｡

初めて莉犬くんに会える｡

前に並んでいる人達はあと数人｡

もう少しで会えるんだ！

そんなことを考えていたら､すぐに前の人の人数は少なくなっていった｡

ス｢次の方､どうぞ｣

とうとう私の番｡

莉｢こんにちは〜って､え？｣
『はじめま……え？』

そこにいたのはもちろん莉犬くんだ｡

でも､私には別の人が浮かんだ｡

『莉央……くん?』
莉｢A……｣

そこに居たのは間違いなく莉央くんだ｡

なんでここにいるんだ？

莉央くんは莉犬くんなの？

じゃああの時友達って言ってた人達は？

頭の中で色んなことがぐるぐると回る｡

でもそれ以上に莉央くんにまた会えた事が嬉しくて涙が出てくる｡

莉｢A､あの時はありがとう……｣
『本当に莉央くんなの？』
莉｢……そうだよ｣

それから莉央くんはスタッフさんを呼び､

莉｢スタッフさん､この子裏に連れていってくれます？｣

と一言｡

ああ､君は私を覚えていてくれたんだね｡

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握手会に行ったことがないので､仕組みはよく分かりません｡

そして次の話が最終話になるはずです！

最終話→←戻ってきた､僕達の元に

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