23 ページ23
...
「新作の洋服も適当にちょうだい」
臣さんはそう言って黒く光るカードを店長の方に渡す。
「かしこまりました」
一礼した店長さん、店員さんは部屋から退席して2人だけの空間になる。
...。
何を話せば良いか分からない。
臣さんはジッと私を眺めるだけで何も言わないし...
似合ってる？大丈夫？
こんなに気まずくて恥ずかしいシチュエーションなんてこの世に存在するのかと思った。
「堂々としてていいよ。自分が思ってるより周りは何も思わないから」
モジモジしてる私にそう言った臣さん。
何も思わないって...えぇ、非常に分かりますけれど等の本人は思うんですって色々と...
なんて言えない。
『...はい』
小さく答えた私に釘を刺した。
「当日は主役だし、俺の隣に立つんだから堂々としてね？顔を汚さない様に...ね？」
『はい。』
会話も終わった頃、店長がお会計を済ませた様で明細を臣さんに渡す。
「奥様...着替えましょう」
その合図でまたカーテンをシャーと閉められテキパキと脱ぎ剥ぎされる。
すっかり着替えも終わりカーテンが開くと何やら大きな紙袋を抱えた臣さん。
私が脱いだドレスを手際よく紙袋へと入れ
ジュエリーもまた別の紙袋へと詰める店員さん。
それを受け取った臣さんに着いて店を出た。
車へと戻るとドライバーさんが荷物を受け取りトランクへ積む、その間に私たちは車へと乗り込んだ。
「もう19時だね」
臣さんに言われて車内の時計へと目を向ける
あっという間に過ぎた時間にびっくりしてると...
「晩飯行こっか」
これまたびっくり発言。
『はい』
落ち着いて冷静に答えた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 467人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ(プロフ) - 青空さん» 応援します😀❤ (1月23日 7時) (
レス) id: 112f60438c (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 青空さん» 作者様のペースで更新楽しみにしております。 (2022年5月6日 23時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - むぅさん» コメントありがとうございます！！更新遅めですがこの後の展開お楽しみに(^^) (2022年5月6日 17時) (レス) id: a8e20d944f (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 初めまして。ストーリーを読ませて貰ってます。登坂さんとの今後の生活関係、契約期間が終わったらどうなるのか？ご実家との関係の展開も楽しみにおります(*⁰▿⁰*) (2022年4月29日 14時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - まゆさん» こちらの配慮が足りませんでしたね！お話読んでもらえて嬉しいです。今後ともよろしくお願いしますねっ‼︎ (2022年4月23日 23時) (レス) @page12 id: af434e92c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青空
| 作成日時：2022年4月23日 19時
