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...




「行こうか」



『はい』





マンションを降りて玄関前につけられた車の後部座席の扉を開けて私を乗せた臣さんは反対の扉から私の隣に座った。





「出して」






そう一言ドライバーに伝えると静かに走り出した車は程なく目的地へと着いた。






誰でも知ってるハイブランドの店舗へ入って行く臣さんの背中を追って店へ入った。






臣さんの顔を見て90度お辞儀をする店員の方...





「登坂様いつもお世話になっております」





奥から出てきた店長?とにかく他の店員の方とは風貌が違った人が出てきた。






「本日は奥様のドレスをご用意しておりますので...こちらへどうぞ」






通された奥の部屋。





臣さんは慣れた様に用意されてある2人掛けのソファーへ腰を下ろした。





私は何処に立てばいいのか分からず少しオロオロ





隣のスペースをポンポンと叩いて
「ここおいで?」臣さんに招かれそっと座る。





広い部屋にひとつのソファー





その少し前には大きな鏡がついていた。






4人の店員さんがドレスを1着ずつ抱えて部屋に入ってくると鏡の横に綺麗にかけられた4着のドレス





また部屋から出たと思ったら次は沢山の箱をひとりひとり抱えて広いテーブルの上へと置いて部屋を出た。





それを横目に確認した臣さんは静かに立ち上がって並べられたドレスにゆっくり触れる





「来て」





臣さんに言われてサッと立ち上がり横に立つ。






1着1着ハンガーをもち私に当てる臣さん。





「どれもいいね。どれにする?」






全てまた元にかけられたドレスを眺めて私に聞いてきた。






どれにするって...すべてのドレスが

"エ ロい"




露出が1番少なそうなのを一枚手に取る






...大きくスリットが入った黒いドレス





スリットが深過ぎて下着見えない?




心配になって戻す。





これだったらと思いもう一枚も手に取る






ハンガーを持ってくるりと回すと背中がガッツリ空いたこれまた黒いドレス。





もう1着はワンショルダーでスカートの丈はかなり短め...






最後の一枚はもう大事な所しか隠れてないとんでもないドレスだったし手に取るのもやめた。





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ユキ(プロフ) - 青空さん» 応援します😀❤ (1月23日 7時) (レス) id: 112f60438c (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 青空さん» 作者様のペースで更新楽しみにしております。 (2022年5月6日 23時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - むぅさん» コメントありがとうございます!!更新遅めですがこの後の展開お楽しみに(^^) (2022年5月6日 17時) (レス) id: a8e20d944f (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - 初めまして。ストーリーを読ませて貰ってます。登坂さんとの今後の生活関係、契約期間が終わったらどうなるのか?ご実家との関係の展開も楽しみにおります(*⁰▿⁰*) (2022年4月29日 14時) (レス) id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - まゆさん» こちらの配慮が足りませんでしたね!お話読んでもらえて嬉しいです。今後ともよろしくお願いしますねっ‼︎ (2022年4月23日 23時) (レス) @page12 id: af434e92c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空 | 作成日時:2022年4月23日 19時

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