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臣side

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直人さんと2人で仕事の話しをしながら
美味しい料理に手をつける。





ある程度ご飯も進み酒も進んだ頃。
トイレに行きたくて席を外した。
トイレに行く際に少し遠目だけど明らかにこちらを見てスマホを構える2人の若い女の子。





....だる。





被っていたキャップを更に深く被ってトイレに行き個室に戻って美味しそうに食べる直人さんに一言伝えた。





「直人さん、多分だけど....若い女の子に写真撮られた。」





俺の発言にむせた直人さんの背中を摩った
「大丈夫すか?」





「ゴホッゴホッ。え?この店で?そんな一般の子が入れなくない?」





「多分、連れとかじゃない?捕まったら面倒だし帰ります?」






残ってる料理をじーとみた直人さん。
いや、食いたいよね。とっても分かるよその気持ち。




"後一口だけ"そう言って口に何回も頬張る直人さんはもちろんむせて、その背中を俺が摩ってた時




ガッチャーン!!


凄い音が個室の外から聞こえた。


「なにごと!?」


次は音に驚いてむせる直人さんを放って慌てて個室を出た。



目の前に広がる光景はさっきの女の子達の目の前に尻持ちをついたAとその後ろには簡易棚が倒れ、物が散乱していた。



「ちょっ!!A。大丈夫?」




駆け寄って腕を掴んでAを起こすと
俺には目もくれず若い子達に凄い勢いでこう言った。



『他のお客様に大変迷惑です。人として良い事と悪い事が分からないですか?』



「は?」「ちょっと私達が悪いみたいな言い方やめてよ。」



明らかに機嫌が悪い2人組は俺を見て
キャーっと黄色い声援を上げた。


騒ぎを聞きつけた大将と2人組の連れであろういかにも金持ち風なおっさん。


「A!何をしてるんだ!」



大将に言われ一瞬ビクッとなったAは
『プライバシーを守るためです』



静かにはっきりと答えた。


『消してください。』




2人に向かって消してと言ったA


Aが何故怒ってるのか、そして消してと言うワードできっと盗撮の事なんだろうと思った。



「言い掛かりをつけないで。スマホを扱ってただけなのに急に写真を消せなんて言い出して。少し手が当たっただけで大袈裟に転けて.....お父さん、この人おかしいよ。」




1人の女の子がそう言って目に涙を溜めて"お父さん"に助けを求めた後、ポロポロと涙を流した。



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rchanalan(プロフ) - 更新楽しみにしてます😊 (2021年11月6日 18時) (レス) @page18 id: 4cc4df98cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空 | 作成日時:2021年9月10日 23時

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