背伸び

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you side

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断る私と裏腹に"食べて行けよー。"と強引なメンバー。




もう、有無を言わさない感じでパイプ椅子を自分の隣に置いて「こっちおいで」そう言った臣さんと、すかさず私の背後に回った健二郎さん。




健二郎さんに両肩をガシッと掴まれそのまま臣さんが用意してくれたパイプ椅子へと座らせられた。



ここから逃れる事は不可能だと判断した私はみんなで一斉に弁当をいただきますして一口運ぶ。


やっぱり叔父さんの作る料理は最っ高に美味しくて『おいしーー』思わず出た言葉に一斉に集まる目線.....


『.....すみません』



「いや、可愛いな！おい！」

隆二さんがお世辞で可愛いと言った後「てか、いくつだっけ？」もぐもぐさせながら岩田さんが聞いてきた。


『18です....』



「「「「「「「 若っ！！！ 」」」」」」」

メンバーさんがハモリにハマる。



「え！？18だっけ？見えないなー！！」

直人さんが良い意味でなのか悪い意味でなのかは分からないけど18歳には見えない発言.....


きっと悪い意味だとひねくれ娘の私はそう捉えてぷくーっと頬を膨らませて拗ねて見せた。




「いやっ！怒んないで？？大人っぽく見えてるって事！！こんな美人な18歳いないでしょ？」


『....なんか気を遣わせてしまってすみません。』



何だか気を遣わせて急に申し訳なくなる。



「ねぇA....芸能界入る？」


『「は？」』


急にびっくり仰天な発言をした隆二さん。


思わず出た言葉は臣さんとシンクロした。




「ちょ？隆二？大丈夫かな？君は...」

直人さんが焦った様に笑ってた。



「.....え？俺おかしいっすか？マジで言ってるんすけど」

みんなぽかーんって感じで真剣に答える隆二さんに目が点。



「隆二！分かるで、その気持ち。でも大将が何て言うか分からんし...当の本人見てみぃ。めっちゃ困った顔しとる」

健二郎さんが助け舟を出してくれてた。



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