甘くほろ苦い

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you side



家に着いたのは当たりが薄暗くなる夕方



玄関の前に健二郎の姿





毎年、毎年、私を気にしてくれる大切な友達。




『来なくていいのに』

「....まぁ、話そうや」


健二郎を家に入れて他愛もない話をする
きっとこれも健二郎の気遣い....

家の事については話したくなかった
思い出したくない


苦しい




「俺はAが居てくれてほんと良かった！お前は俺の親友やから！いや、家族か？」

帰りがけに一言私に言った健二郎




......ありがとう




健二郎が帰った後
臣くんに電話をした


「もしもし、帰り着いた？」

『うん』

「俺ん家来る？俺が行こうか？」

『私が行く』

「わかった、待ってる....早く会いたい」

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