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振り向かない私の手を優しく取られて
臣くんの方にゆっくり向く
「....泣くなよ....おいで」
優しく優しく声をかける彼は
持ってる私の腕をそのまま引っ張って
抱きしめた。
臣くんの胸にすっぽり収まる
心地よいこの感じ不思議な感覚...
....
....
嫌、こんな所で何されてんだ??
ふと冷静になってそっと臣くんから離れる
『もう、大丈夫。ありがとう』
「あのさ『臣くんも今からダンス頑張って下さいね』
何か言いたげな臣くんの言葉を遮って
逃げるようにその場を離れた
そして、その日の夕方
運転する大きなバンでメンバー全員を
送り届けた渡部さんが慌てた様子で
事務所に戻ってきた
「Aちゃん、直人が熱出しちゃって車から降りる時ふらついて、それで気付いたんだけどかなり高熱で...すぐ戻って看病したいけど仕事溜まってて....Aちゃん行ける?」
『はい!』
とにかく心配だった
マネージャーとして?
好きな人だから?
多分どっちもだと思う....
好きな気持ちなんて忘れてマネージャーだから
そう気持ちを切り替える
スーパーに寄って飲み物や冷えピタ
お粥の材料を買って直人さんのマンションまで行った
事前に教えてもらった暗証番号を入力してエントランスに入る
エレベーターに乗って住んでる階のボタンを押す
緊張する胸を落ち着かせて
チャイムを押して部屋に入った
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shirey(プロフ) - ひゃあああ(//∇//) (2021年2月7日 1時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - まさかの展開、、悪いなあの子、、 (2021年2月6日 14時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - shireyさん» わぁ〜嬉しいお言葉です(^^) (2021年2月4日 21時) (レス) id: 3afe052615 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - この感じいいですね( ̄▽ ̄)展開が楽しみです! (2021年2月4日 21時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空 | 作成日時:2021年2月2日 11時