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you side
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ホテルへ戻った部屋でのんびり過ごす。
部屋のインターホンがなって臣さんがだるそうにドアに向かって行った。
「thank you」
なんて、声が聞こえるとすぐに戻ってきた。
右手にはおしゃれなスーツ一式を抱え、左手にはどうやら私が明日着用するであろうドレス。
スーツはその場で掛けて、私のドレスを広げハンガーをくるりと回転させてドレス一周を見せる臣さん。
黒いドレスはミニスカートのハイネック、長袖で一見露出の無さそうなデザイン、だけど胸の上がまん丸く開いてた。
...谷間見せる為の服なの！？
「ん、いいじゃん」 『罰ゲームですか？』
何て声が被る。
「え、嫌？」
嫌と言うより論外です。
まるで海外セレブが着てそうな服、
そりゃ海外セレブの様に綺麗な人が着ると似合うに間違いない。
『他のがいいって言ったら困ります？』
タジタジに答える私に"もう1着予備があるけど"なんて言って荷物からゴソゴソと取り出したこれまた黒のドレスはクロシェ編みのドレスで全身透けるデザイン。
...意味が分からない。
『これ、下着見えますよね？』
「うん、黒い下着を着る為のデザインだから」
平然と答えた臣さん。
「どっちにする？」なんて答える臣さんに
全て諦めて『臣さんにお任せします』そう答えた。
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「岩ちゃんから、さっき連絡きて夕方からパーティー会場向かうみたい。移動で疲れたし...そろそろ寝ようか」
眠たそうに目を抑えた臣さん
『はい』
...ベッドは一つしかないからソファーに寝転んだ私に
「ベッド使って」
すぐそばまで来た臣さんがそう言って、有無を言う前に私の腕を掴んでぐいっと立たせた。
そのまま手を握られベッドまで誘導される。
丁寧に毛布までご丁寧にに掛けてくれて私を寝かせた。
『至り尽せりで...ありがとうございます』
私の言葉にアハハと笑った臣さんは満足そうな顔してソファーに向かった。
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作者名：青空
| 作成日時：2024年3月26日 1時
