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you side

 

「本城光輝です。臣の幼馴染...よろしくね」


ハグをされて頬にキスをされた。


え?


困惑した私に...


「こっちの挨拶はこうだよ?」


あぁ〜なるほど。


流石LAだな〜!なんて納得してると...


「うるせぇーよ。お前日本人だろ」


低い声でそう言った臣さんは私の肩を引き寄せた。


「細かい事は気にすんなって!...で、名前なに?」

『っ!Aです。』

自己紹介をし忘れた事に焦った私は慌てて頭を下げた。


「Aちゃん、何か食べた?」

『まだですけど...』

「何か取ってくるよ。なに食べたい?」


なんて聞いてくる光輝さん...


「お前と一緒に食わねーよ。あっち行けよ」

なんて言う臣さんをフル無視して...

「フルーツどう?好き?」なんて訊ねられる...。

『はい、好きですけど...』

そう答えると"じゃあ取ってくるよ"と言う光輝さん

『自分で取ってきます!』


慌ててそう伝えて歩き出すとパシッと掴まれた腕。

「A...俺から離れるな」

臣さんにそう言われた。


「過保護だな〜、俺が取りに行くよ」


光輝さんは呆れ顔で臣さんにそう伝えて
フルーツをとりに行ってくれた。


両手のお皿に沢山フルーツを乗せて戻ってきた光輝さんからフルーツを受け取って"いただきます"と言ってひと口、口にする。


『!おいし〜』


甘すぎる!美味しすぎる!なんじゃこりゃ〜!

って心の中で興奮してると



「A、こいつに愛想ふりまくな」


そう言った臣さんは、私が次のフルーツをフォークに刺してる手を自分の口へと持っていってそのままパクリと食べた。



「うまっ」



...かっ、カッコいい...



「Aちゃん、俺にもあーん」

光輝さんに催促され...

LAはあーんまでしなきゃいけないの?


なんて思いながらバタバタとフルーツをフォークに刺して光輝さんの口に手を伸ばすとパシッと掴まれた腕は、またまた臣さんの口に運ばれた。


「こいつの言う事は全部無視して、ね?」


もぐもぐと口を動かす臣さんに光輝さんは言った。

「俺のあーんを食うなよ」

「キモい事言ってんじゃねーよ」

「は?今のあーんは俺のだろ?」

「知るか、自分で食えよ」


2人で言い合いしてる時に


「臣さん、緊急自体です。」


岩田さんが血相を変えて電話を片手に走ってきた。


そのまま臣さんは岩田さんの電話を受けとり

「岩ちゃん、Aから目はなさないで」

そう言って電話を耳に当てて会場から離れた。



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作者名:青空 | 作成日時:2024年3月26日 1時

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