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臣side
昼から準備のためにスタイリストやヘアメイク、俺とAそれぞれの担当が部屋へとぞろぞろ入ってきた。
立ってるだけで全ての着替えを終わらせられる。
そして、座った後はヘアメイク...
最後にネクタイを締められて...
「とっても良くお似合いです」
そう言って部屋をでる。
ふと寝室で準備をしてるAの方を見るとまだまだ終わりそうにない...
俺は寝室に背を向けてソファーに体を預けてスマホを見て時間潰し...暫くすると...
「登坂様、奥様のご準備整いました」
スタッフの声がして...
ソファーから立ち上がった俺はAの方へと振り返って...
言葉を失った...
首や腕は隠れているけど、身体のラインを隠す事ないピタッとしたデザインに胸元は丸く開いていてミニ丈。
淫らなんて、言葉は1ミリも寄り付かなくて "セクシー"
はっきりとした顔立ちに少し手を加えられただけなのに
これほどまでに綺麗な彼女...
無意識にAの元まで歩み寄っていた。
手の届く距離に近づいて
さらに目を奪われる...
「やっぱ、行くのやめようかな」
こんな綺麗な姿を誰一人見せたくなかった...
『え?』
困惑したAは
『やっぱり似合わないですよね』
そう言ってモジモジとする。
「誰にも見せたくないくらい綺麗だよ」
そう言っておでこにキスを落とす。
『...臣さんもかっこよすぎて...誰にも見せたくないです...』
なんて、可愛い事を言ったAは顔を赤らめた。
...ごめん、理性効かないわ...
Aの腰に手を回して、もう片方はうなじに手を回して引き寄せて...
さっきより長くて深いキスをした。
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作者名:青空 | 作成日時:2024年3月26日 1時