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とぅ ページ3
結果から言うと、イライは一命を取り留めたものの、意識不明の重体で、私は死ぬことができずにまだこの世に留まっていた。
あのとき斬ったはずの首から血が噴き出すことはなく、ただ斬ったあとの傷と中の肉が見えるだけになった。
どれだけ経っても彼が目を覚ますことはなく、私の喉の傷が塞がることもなかった。
彼を刺した手を切り落としても、
彼の血を望んだ舌を噛み切っても、
彼を映したこの目が二度と機能しないよう潰しても、
彼とは約束もしていないのに針を千本飲んでみても、
何をしたって痛みも感じず、身体機能が失われてゆく一方であった。
拾われ、捨てられを繰り返して失われたものを、彼と共に取り戻してくれたエミリーを、ついに泣かせてしまった。
「嘘を…嘘をついていてごめんなさい……!こんなにもボロボロになって……こんなことになるなんて…。彼にあなたを近づけないほうがいいと思っていたの!」
本当は…、
「本当は彼はもう目を覚ましているわ!!」
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たまごさん(プロフ) - 彼女は思い残したことがあって現世に留まっていましたが、今の自分では彼の眼中に2つの意味で入れないので生まれ変わりました。彼らは彼らのまま、生きて出会うことはできませんでしたね。 (2020年4月2日 0時) (
レス) id: e187441fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまごさん | 作成日時：2020年4月1日 23時
