Day Ｙ ページ13
※猟奇的(ショッキング)なシーンがあります。
私が覚えているのは、ここ、荘園での記憶。そして、服役中の何もない日々、発明に打ち込むかけがえのない日々。
しかし、昔の記憶ほど朧げで、多分大事なことも忘れているんだろう。
唯一変わらなかったのは、自分はある発明を完成させたいという想いだけだ。
…嗚呼、だが、私が本気になれば、記憶力が落ちていると言えど、冤罪を証明することは私が今発明しているものを完成させるよりもはるかに簡単であっただろうね。
何故、それをしなかったのか。
単純に、傷が痛んだからか、それとも、
「僕を殺してくれないか。」
「…は、なにを…。」
「…こう言えば、殺してくれるかな、」
「…なにを言われても私が殺人を犯すことはない。それともなんだ、私が殺人で服役していたからか?それは冤罪だぞ。人を殺したことなど」
「そうだね、知っているよ。だって、君に罪を着せたのは僕だから。」
「なんだと…?それは本当なのか?!お前!お前が…!!、私の発明を邪魔したのか、?」
無意識に、彼の首に手が伸びた。
…男にしては、酷く細い首で、私の力でも折ってしまいそうだと感じる程だった。
「…うん。はやく殺して。」
確実に死ぬように、慎重に咽頭に親指を当て、力を込める。
死んでしまえ…死んでしまえ!お前のせいで、私は、私は、あんな屈辱を味わったんだ!!記憶だってそうだ!
その"悪魔"を呪う言葉以外を浮かべることはできなかった。
ふと、それを見ると、笑っていた。
…私の手は、
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たまごさん(プロフ) - 梨李愛さん» こちらこそ読んでいただきありがとうございました。面白かった、と聞いて、作って良かったな、と嬉しく思いました。また私の作品を見かけましたらお目を通していただけたら幸いです。 (2020年10月14日 18時) (
レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
梨李愛(プロフ) - すっごく面白かったです!!正直泣きました!こんないい作品を書いてくれて、ありがとうございます…っ! (2020年10月14日 6時) (レス) id: b1f04c9468 (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん - 携帯を間違えて洗ってしまったために水没し、今修理に出している状態です。お気に入り作者に登録していただいている方、私の次作品を待ってくださっている方には申し訳ありませんが、しばらく作品の更新はできません。 (2020年9月30日 22時) (レス) id: 01a474cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまごさん | 作成日時：2020年8月14日 2時
