Sun rise°掛け替えないカタチ°.03.

やりすぎ ☆Inohara ページ32

今日は朝から憂鬱…。

何でかって？





見てよこの光景。




ジャニーさんとAが言い合いをして、

Aはどこかへ行っちゃうし、

寝起きの頭じゃどうもついていけない。





社「…今日はもういい、

今後の対応は改めて決めさせてもらうよ」




剛「…失礼します」





そのまま俺は何も理解できないまま

社長室を後にして、

坂本くんの計らいで別室に移動した。






坂「なぁ、どう言うこと？」




剛「そのまんまだよ」




坂「そのまんまじゃ納得いかないだろ？」




剛「…」




健「変だよ、剛は意味なくあんなことしない」




剛「…そんなのわかんねぇだろ」




准「分かるよ、何があったん？」





俺は理解できないでいると言うのに

周りはそうじゃないみたい。





剛「…やっぱり無理か」




井「ねぇ、ごめん、俺だけ？

全く理解できないんだけど。

あの写真で周りが騒ぐ意味も分かんねぇよ

ホテルなんて今までたくさん泊まったろ？

何なら寮にいた頃なんて毎日一緒じゃん」




長「…井ノ原、よく見た？

あれラブホだよ」




井「…っ、ラブホ！？

おまっ、剛！何してくれてんだよ！？」




剛「あーもう、うるせぇな、何もしてねぇよ」




健「何もしてないなら何であそこにいたの？

理由があるんでしょ」





健の言葉に剛は黙り込んだ。

俺はようやく事件の大きさに気付いたというか、

周りが騒ぐ理由に気付けた。





剛「…酒飲んでたんだよ」




坂「酒？」




剛「最近大学にも行ってないし、

お酒飲んでるみたいだって、櫻井から聞いて

最近のAどう考えても変じゃん？

だから、いい加減怒鳴ってやろうと思って

探してたんだよ」




長「なるほどね」




剛「見つけた時、あいつ酒飲んでてさ、

すぐ連れて帰ろうとしたんだけど

帰らないってごねて、

そしたら記者に見つかって、

Aが酒飲んでるってバレたら

それこそ終わりじゃん？

で、気付いたらホテルにいた」




井「…反抗期にも程があるな」





剛の聞く限りでは、どう考えてもAが悪い。




反抗期にしてはやりすぎだろ？

裏切り者 ☆you→←動揺よりも ☆Okada

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