secret xxx.... 04

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｢(人1)!!ご飯よ｣




｢はーい｣




家に帰ってからも、
今日聞いたことが頭から離れることはなかった。




涼介や麻美さんのことが、頭の中でグルグル回って………




｢はぁー｣




ため息が漏れる。




あんなこと聞いちゃったけど
本当に聞いちゃって良かったのかな。




あたしには聞いたところで何もできないのに。




そう思うと聞いてしまった事を後悔する。




あたしは涼介たちの過去を聞いてどうしたかったんだろう。




何もできないって分かってたのに
それでも知りたくて侑李に思わず聞いてしまった。




あたしって………




｢ホント無責任｣



　




♪〜





　


机の上に置いてある携帯の着信音が、静かな部屋に鳴り響く。




メールならよくあるけど、着信なんて珍しい。




｢電話なんて珍しいな｣




不思議に思いながらも携帯を開き、画面に目をやる。




｢未登録？｣




知らない番号からの電話。




普段なら絶対に出ないのに
相手が切る様子が無かったから、その電話に出てしまった。


　





出た後に後悔した。




だって電話の相手が、予想もしてなかった人だったから。


　











｢もしもし？｣




｢木田(人1)さんですよね？｣




初めて聞いた声。




あたしの知り合いに、こんな声の持ち主はいない。




なのになんで、あたしの名前知ってるの？




｢どちら様ですか？｣




知らないその電話相手に尋ねる。




｢わたくし……………


　









暴走族"鷹牙"副総長、伊野尾慧と申します。
　総長、岡本圭人の代理としてお電話させていただきました｣






　





幸せの終わりがちらほら顔を出し始める。

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