secret xxx.... 04

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｢(人1)ちゃん？どうしたんですか？｣




｢えっ？｣




気づけばあたしの目から涙が流れていたらしい。




｢大丈夫ですか？｣




｢うん。大丈夫。ごめんね、ちょっと申し訳なくて｣




｢……………｣




なんであたしは泣いてるの？




涼介の気持ちに気づいちゃったから？




泣いてる理由があたし自身も分からない。




｢みんな辛かったんだよね。
それなのにあたし、その傷をえぐるようなことして………ごめん｣




せっかく塞ぎかけていたその傷を、また開かせてしまった。




部外者のあたしが………。




あたしのちっぽけな興味で、侑李を傷つけてしまった。




｢謝らないでください。
あの日、涼介があからさまに動揺した態度を取ったのは分かってますし
涼介自身も気づいてました。
あの態度をとった以上、話さないわけにはいきませんでしたし
涼介にも聞かれたら話すように言われてましたから
話す準備はできてました｣




侑李の優しい笑顔で
あたしの中にあった罪悪感が取り除かれていく。




涼介は分かってたんだね。




あたしが麻美さんについて知りたがってたの。




｢それに、そうゆう人のこと思ってくれる
(人1)ちゃんが僕は好きですよ。
きっと裕翔や光も同じだと思います。………もちろん涼介も｣




違うよ侑李。




涼介はあたしのことなんて、なんとも思ってない。




あたしなんか好きじゃない。




｢ありがとう｣



　



涼介が好きなのは………



　









麻美さんだよ。

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