secret xxx.... 04

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でもそんな期待はしちゃいけなかった。


　





｢芝居なんかじゃない。あたしは涼介を………"龍雅"を裏切ったの｣




麻美の言葉が俺の胸を突き刺す。




ウラギッタ。




ウラギラレタ。




｢いつからだ。いつからお前は俺たちを………｣




｢最初から………かな｣




なんだよそれ。




最初からって………。




｢涼介に会うために男たちを雇った。
もちろん涼介たちが助けてくれたから計画通りにいった｣




計画通り？




俺たちの出会いは仕組まれたもの。




｢涼介の彼女になるのだって、計算のうちだったし。
まぁまさかDYMの社長の息子なんて思ってもみなかったけど｣




なんなんだよ一体。




｢でも楽しかったよ。
涼介、顔もいいし一緒に並んで歩くと周りの人みんな振り返るから
優越感に浸れたし｣




優越感？




ナンダヨ………ソレ。




｢でもごめんね。
あたし涼介のこと一度も………好きには………ならなかった｣




この言葉で俺は全てを理解した。




最初から全てが偽物だったんだと。




優しい声も、太陽のようなあの笑顔も
一緒にいた甘い時間も………全てが作り物だった。




繋いだ手も、重ねた唇も
感じた体温も………全てが嘘だった。

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