secret xxx.... 04 (ページ40)

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｢それだけじゃないでしょ？
ちゃんと本当の気持ち言いなさいよ｣

背後から聞こえる、どっかで聞いた声。

｢麻美さん…………｣

｢ごめんね、(人1)ちゃん。
　(人1)ちゃんが言わないでほしいって言った気持ちも良く分かる。
　"龍雅"と涼介のこと思ってるから自分の気持ち押し殺してまで
　この道を選んだんでしょ？｣

その言葉に無言で頷く(人1)。

｢でもね………そんなことしても
　涼介も(人1)ちゃんも"龍雅"のみんなも辛いだけなの。
　それを分かってたから話しちゃったんだ｣

そう言って(人1)の頭を撫でる麻美。

｢麻美さん………ありがとうございます｣

｢お礼なら彼らに言って♪｣

そう言った麻美の視線の先にはあいつら。

｢ホントいい加減、心配かけさせないでよ。
　(人1)がこんなんだから俺はいつまで経っても
　あやかのお兄ちゃん代わりなんじゃん｣

｢ゆっ裕翔ぉ………｣

誰よりも(人1)を心配してたのは、きっと裕翔。

口には出さないけど、俺らにはそれがよく分かった。

｢俺、かっこよかったろっ♪へへへん♪光さまは最強なり♪｣

｢光………｣

なーにが光さまだよ。

ホントこいつは調子いい。

まっ確かにこいつは強い。

いつもいじられてるけど、何だかんだでみんな頼りにしてる。

……………それが光。

｢無事で良かったです、(人1)ちゃん｣

｢………侑李。心配かけてごめん。約束破っちゃってごめんなさい｣

｢謝らないでください。
　(人1)ちゃんの気持ちは、ちゃんと僕達分かってますから。
　でも、もう相談もなしにこんなことしないでくださいね。
　悩んでるなら頼ってください。僕達、仲間なんですから♪｣

こいつは人の心を読むのがホントうまい。

相手を傷つけないように配慮しながら
自分の伝えたいことをしっかり伝える。

だから頼りにしてる。