secret xxx....185 ページ35
*(人1)side*
ドアを開けて部屋の外に出ると
左には"鷹牙"、右には"龍雅"
あたしがいる場所は両方が見える2階。
あたしはこれから起きることを
目を反らさず見なくてはいけない。
「無理はすんな」
横に立った宏兄が優しく言う。
「大丈夫」
どんな結末になっても、ちゃんと見るって決めたから。
……………あたしは逃げない。
コンクリートの床でできてる1階。
響くのは光の声から始まった宣戦布告。
「えーー。俺の相手、龍太郎かよ。年下とか、やりにきーな。
まっ全然負ける気しねーけど♪」
「舐めないでくださいよ。俺だって負ける気しませんから」
「年下のくせに生意気だな?」
「俺、それが取り柄なんで♪」
「ふーん♪上等じゃん♪」
「俺の相手は大ちゃんか。大ちゃん、小さいからね♪」
「小さいからってな見くびってると痛い目にあうぞ、裕翔」
「悪いけど大ちゃんなんかに負ける気、全くしないんだよね♪」
「んなこと言ってられんの今のうちだよ?俺だって負けないし」
「いーねぇ♪楽しみ♪」
「僕の相手は、いのちゃんですか♪
いくら僕が小さいからって手加減はやめてくださいね?
これでも一応、"龍雅"の副総長なんで」
「残念だけど、俺も負けられないんだよね。総長の命令だからさ♪」
「ってかそのキャラやめてもらえません?
僕のキャラと被っちゃってますから」
「じゃあもし俺が負けたらキャラ変えてあげるよ♪
その代わりもしそっちが負けたら分かってるよね?」
「もちろん。さらに負けられなくなりましたね♪」
「人の女、勝手に奪いやがって」
「人の女って、今は俺の女だよ?涼介」
「勝手に自分の女にしてんじゃねーよ。
悪りぃけど、俺、負けられんねーからさ。
(人1)も東日本一の座も………どっちもいただく」
「"二兎を追う者一兎をも得ず"って言葉知らないわけ?」
「残念ながら俺ん中に、そんな言葉ねーんだよ。
俺ん中にあんのは"二兎を追う者二兎をも得る"って言葉だけだ」
「じゃあそれ崩させてもらう」
「ふっ♪………やれるもんならやってみろよ?」
そう言った涼介は
「行け」
と呟いた。
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りんか - この小説面白くて大好きです!続きが気になります。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: eb6db0604e (このIDを非表示/違反報告)
ちびーずlove - 面白くてすごく好きです! (2015年5月24日 11時) (レス) id: 741be044ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白いです!続きがすごい楽しみです^^更新頑張ってください! (2013年12月12日 12時) (レス) id: 1d1b48180f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴* - おもしろいです☆ (2013年12月11日 17時) (レス) id: 5804520f4c (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - 続きが楽しみですっ! (2013年12月9日 9時) (レス) id: ab7abf2558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 いちご | 作成日時:2013年10月6日 16時