secret xxx.... 04

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＊(人1)side＊






"龍雅"を離れて2週間が経った。




あっという間でもあり、少し長く感じたこの2週間。




"鷹牙"での環境にも慣れ始め幹部から下っぱの子まで
みんなと仲良く話すこともできるようになっていた。




そして今日、7月26日、あたしは18歳を迎えた。




大人への階段をまた一段のぼる。




｢Happy Birthday♪｣




"鷹牙"のみんなが開いてくれた誕生日パーティー。




まだ2週間しか一緒にいないのに
誕生日パーティーを開いてくれるなんて素直に嬉しい。




｢ありがとう♪｣




でもどこかで"龍雅"の存在が………
涼介の存在が忘れられないでいた。





忘れられたら楽になれるのに、忘れられなくて辛い。




涼介にはもう麻美さんという人がいるのに。




ホント未練がましいな、あたし。




｢そういえばさ、どうやってあたしの電話番号知ったの？｣




ずっと疑問に思っていたことを慧に聞く。




教えてくれるって言ってたのに
結局2週間経っても教えてくれなかった。




｢あぁ………言ってなかったでしたっけ？｣




とぼけたように慧が言った。




あぁ………じゃないよ。




一回言ったみたいに言ってるけど、教えてくれてないからね。




ってか、その話題に触れてもないから。




｢俺の弟が、(人1)の妹と同じクラスなんだよ。
　あとは適当に電話番号とアドレスを盗んでこいって言っただけ。
　まぁどうやって手に入れたのかは、俺も知らねーけど｣




そう言ったのは1つ年下の龍太郎。




初めてここに来たときは敬語だったのに、
2週間という短い間に呼び捨てにされ
挙げ句の果てには、タメ口まで使われるようになった。




正直"お前、年下だろ!!!"って思うけど、
そこは大人の対応ってやつで我慢。




でもやっぱりこいつ………クソガキ。

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