secret xxx.... 04

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俺がそう口にするより先に、裕翔がそう呟いた。




｢侑李、光、なんで通した｣




俺がキレるの2人共、分かってるだろ。




｢あっやっ………｣




焦る光を助けるように




｢2人は悪くない。あたしが無理言ってお願いしたの｣




そう麻美が言った。




｢俺はお前とはもう会いたくねー｣




なんで今さら………。




もう思い出したくないんだよ、あの頃のことは………。




記憶から消したいのに、なんで………。




｢うん分かってる。でも今日だけは話を聞いてほしい｣




何かを決意しているかのような力強い声。




こんな麻美の声は、あの頃も聞いたことはなかった。




｢俺はお前に話なんか………｣




俺がそう言うと




｢(人1)ちゃんにお願いされたの。
あの時の本当のことを涼介たちにも話して欲しいって｣




麻美の口から発されるはずのない、(人1)の名前。




｢本当のこと？｣




侑李がそう聞くと、麻美は俯きながらゆっくり頷いた。





｢はっ？おい待て。なんで(人1)が出てくんだよ。
ってかなんでお前、(人1)のこと知ってんだ｣




確かに1回会ったけど話した訳じゃない。




名前なんか知るはずないのに。




｢あたし………(人1)ちゃんと話したの｣




｢話？｣




｢(人1)ちゃんに、お話ししたいって言われて………｣




あの日の(人1)のあの様子といい………やな予感がした。





　


　


　


　


　






｢(人1)ちゃん今、圭人たちのところにいるの｣







　


　




ほら………やっぱり女は俺を裏切る。

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