secret xxx.... 04

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｢分かった。会えばいいんでしょ？｣




いくら毎日喧嘩するからって
優花に迷惑をかけるわけにはいかない。




｢(人1)さんが理解のある方で嬉しいです｣




よく言うよ。




それ以外の答えを選択する術すら与えなかったくせに。




｢予定はいつ頃が宜しいでしょうか？
あまり先伸ばしにされますと、うちの総長が………｣




そう言いにくそうに言ってる様子から
"鷹牙"の総長がきっと怖い人なんだろうなってのが分かった。




｢明後日でどう？｣




さすがに明日は頭の整理をするのに時間が足りなすぎる。




｢明後日ですね？かしこまりました。
お迎えにあがりますが、どちらまで行けば宜しいでしょうか？｣




そうゆうとこは何気に気を使ってくれるらしい。




怖いのか、優しいのか分からない。




この人………よく分かんない人だな。




｢じゃあ友達とその子の家の近くまで一緒に帰るから
〇丁目×番地まで来てもらえる？｣




美紅と一緒に帰るって言ったら、きっと疑われない。




美紅にも嘘をつけば………
つきたくないけど美紅を巻き込めない。




巻き込みたくない。




ごめんね美紅。




｢了解いたしました。
くれぐれもお互い"龍雅"に嗅ぎ付かれないように注意しましょうね。
では明後日、お会いできるのを楽しみにしています。
夜分遅くに失礼しました｣




電話が切れたあと部屋に残ったのは
ツーッ、ツーッという冷たい音と………





　


空っぽになった、あたしの心だけだった。

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