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どういうこと?

『ほなまた明日』
わたしに質問をする猶予などないようで、バイトがあるから、と去っていった。

ぽつり廊下に取り残されたわたし。
だけど何かの視線を感じる。

…誰かいる?



「お、小瀧!」


「おわっ」



…びっくりした、村上先生か。



「驚きすぎやろ」


「す、すみません」


「いまのは、、藤井か?」


「あっはい」


「アイツよう寝るから名前覚えててん」


、よく寝る。
…Rくんみたい。


「ん?どしたん?」


首をかしげる先生。


「あ、いや知り合いの男の子もそうだなぁと思い出して笑っちゃって」


「…なんや彼氏か?」



まるで中学生のようにニヤニヤ。


違いますよ。と笑顔で否定したのちに、

「ちょっと不思議な関係の男の子です」

そう答えた。




「はあ。最近の若い子の恋愛はよう分からんな!」


「いや恋愛じゃないですから」


笑いながらも突っ込むけど、青春やなぁって聞く耳を持たない様子。




「あ、せやせや。裏方の本部やるんやってな」


「は、はい」


「がんばれや?」


「はい。神ちゃん…もいますし、」


「そやな!そら安心やわ、ってうわっ」


「あっ」


するとがさがさと先生の手元から資料が落ちていく。



「アカンアカン」


「て、手伝います」



とりあえず話を中断し、二人で拾っていくと、ふとある紙に目がいく。



「…ああ、それか」



村上先生も気づいたようで、しゃがんだまま一緒に紙を覗きこんだ。



「バレンタインフェスで、ゲスト呼びたいねんけどなかなか都合のあう人がおらんねん」


「、そうなんですか」


「ここ大きな学校やし、芸能人とかなぁ……」



芸能人、か。


望とかのことを言うんだろうけど。




「小瀧の知り合いにおらん?」





冗談まじりで聞かれたその質問に、硬直した。

…嘘をつけない人間だったっけ、わたし。





./

更新遅くなりすみません。
少し目が痛く、長時間画面をみることが少し大変でして、、
ご迷惑おかけしてすみません。

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憂雅(プロフ) - ありがとうございます!必ず読みます!! (2017年4月3日 8時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» 了解しました。面白くなるよう、頑張って書こうと思います(^^) (2017年4月2日 9時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
憂雅(プロフ) - やったー!!!!ありがとうございます!!1人ずつmainで、う…入って…う…どっちも見てみたい気もしますけど、入っていない設定でお願いしたいです!! (2017年4月2日 4時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» リクエストとても嬉しいです(^^) 現在、2つの作品を書いているので、片方が完結したら書こうと思います。そこでいくつかの質問なのですが、お二人メインなのか一人ずつメインなのか、と主人公さんは事務所に入っている設定なのか、教えていただけるとありがたいです。 (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - はまみきさん» それは良かったです!まだまだですが、見守って頂ければ幸いです(^^) (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涙花。 | 作成日時:2017年1月18日 23時

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