PAGE : 24 / T ページ24
本部は意外にも仕事が多くて、人間関係とかそういうもん楽な人がよかったから、
Aとかシゲ流星と一緒になれて結構ラッキー。
ただ、ちょっと嫌や。
「あと5枚、」
その日の放課後、教室に残って名簿整理。
Aに手伝おうか?って聞かれたけど、きっと図書室に行くんやろなって思って断った。
「俺はあと3枚〜」
実際、キシシと笑うしげもおることやし、ええんやけどね。
「流星は?」
「あーアイツバイトやってんねん」
「ふぅん」
おかげでしげと二人きり。
ちょっと相談したいことあってん。
「なぁさ、流星彼女とかっておる?」
「んーおらんよー」
それがどうしたん。え、まさかそっち系?まぁ流星はイケメンやから男が惚れる理由も分かるけど、
と、いきなり持論を繰り広げ、さも俺が流星を好きになってしまったように話すシゲ。
「いや俺やなくて、Aのことでそれ聞いてん」
それまで動かしていた手をとめ、シゲをみる。
シゲも手をとめて、何かを悟ったようにこっちを向いた。
「流星、あの子のこと気になってると思うで」
それだけ言うて、目を伏せた。
「Aも流星のこと気になってると思う」
そんなん知りたくなかった。
でも好きな人を見てれば気づいてまうんよ。
「…誰にも言わんでほしいねんけど、A、誰かと交換日記してて」
するとなにかに反応して、顔をあげるシゲ。
「その交換日記をみてる顔が、すごく幸せそうな顔で、俺が一番みたくて、みれなかった顔やってん」
「、おん」
「でも相手は所詮、顔も名前も知らん奴やし、大丈夫やってそう思ってた。…けど、流星と会ったときの顔が、……同じやってん…」
笑顔で、
少し寂しそうで、
なにかを考えて、
たくさんの表情は、全部、
流星に向けられていた。
なんでなんやろ。
俺、そないにアカンかな。
俺も交換日記で出会えば変わったのかな。
「…流星、も交換日記しとる」
驚きを隠せない様子で、シゲは言った。
「嘘やろ」
笑ったつもりなのに、思いきり心の底から嫌な思いで溢れた。
「、神ちゃん、抱きしめよか?」
シゲはスゴいで。
俺の気持ち、分かってくれるんやもん。
「いや、ええわ…大丈夫。失恋してもうたときまでとっとくわ」
笑わな。
./
青い鳥はじめました。
@ruika_novel
妄想投下などします。
2383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
憂雅(プロフ) - ありがとうございます!必ず読みます!! (2017年4月3日 8時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» 了解しました。面白くなるよう、頑張って書こうと思います(^^) (2017年4月2日 9時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
憂雅(プロフ) - やったー!!!!ありがとうございます!!1人ずつmainで、う…入って…う…どっちも見てみたい気もしますけど、入っていない設定でお願いしたいです!! (2017年4月2日 4時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» リクエストとても嬉しいです(^^) 現在、2つの作品を書いているので、片方が完結したら書こうと思います。そこでいくつかの質問なのですが、お二人メインなのか一人ずつメインなのか、と主人公さんは事務所に入っている設定なのか、教えていただけるとありがたいです。 (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - はまみきさん» それは良かったです!まだまだですが、見守って頂ければ幸いです(^^) (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涙花。 | 作成日時:2017年1月18日 23時