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『バレンタインフェスの話を聞いたんだけど、Rくんは参加する？ 』
新しいページを開くと
いつものように綺麗に書かれた文字のなかの、知らない単語が目についた。
' バレンタインフェス '
なんやろ。
バレンタインって女の子がチョコ渡しあうってイベントだけちゃうん。
首を傾げると、ちょうどシゲが図書室に入ってくる。
もう英語終わったんか。
「やあ、いけめん流星くん」
毎度の如く、背中に頭突きをかますシゲ。
「なぁシゲ」
「無視か、いけめん」
「バレンタインフェスってなに」
「いけめんの癖にあの最高のイベントを知らんのか」
「さっきからいけめんいけめん煩いわぁ」
ようやくそれに突っ込んであげると、嬉しそうにアヒャアヒャ笑う。
あほや。
でもその偽りのない笑顔に笑かされるんやけどな。
「バレンタインフェスっちゅうのはな」
隣の席にどかっと座ると、コテコテの関西弁で説明を始めた。
「＿ってなイベントや。でもまぁ流星にはいらんやろ、そんなイベント」
「そんなイベントやの？」
「やって表向きはバレンタインやけど、カレカノ作る大切な日やもん。俺みたいな非モテが頑張るべき日やねん」
「とかいってシゲモテとるやろ」
「全部お前目当てや。あほ」
けど、そんなこというといて、シゲ女の子にそない興味ないやん。
それにようシゲカッコええっていう声聞くもん。
「シゲかて、彼女作ろう思えばいつでも作れるやんか」
「まぁな。流星と同じ理由で作らんの」
「…好きになれへん、ってやつ？」
「そうや」
実際俺にもシゲにも彼女がいたことはあるけど、
ほんまに好きやった子とは付き合えへんかったからな。
「せやからバレンタインフェスでええ子見つけたいねん」
ほらこの学校って広いから、まだ見たことない子ばっかりやしさ。
「…せやな…」
Kちゃんみたいな、そんな子、
自分のことを分かってくれる子がいてくれればええのに。
…結局はKちゃんと会えばええけど、
怖くて無理やねんな、やっぱり。
「選択肢は2つ。流星はどっちにする？」
すると、ポケットからグシャグシャにされた紙を取りだし、
俺に渡した。
「、裏方でええわ」
どことなく顔や声を想像して、
日記に『裏方で参加するで』そう書いた。
.
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憂雅(プロフ) - ありがとうございます！必ず読みます！！ (2017年4月3日 8時) (
レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» 了解しました。面白くなるよう、頑張って書こうと思います(^^) (2017年4月2日 9時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
憂雅(プロフ) - やったー！！！！ありがとうございます！！1人ずつmainで、う…入って…う…どっちも見てみたい気もしますけど、入っていない設定でお願いしたいです！！ (2017年4月2日 4時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - 憂雅さん» リクエストとても嬉しいです(^^) 現在、2つの作品を書いているので、片方が完結したら書こうと思います。そこでいくつかの質問なのですが、お二人メインなのか一人ずつメインなのか、と主人公さんは事務所に入っている設定なのか、教えていただけるとありがたいです。 (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - はまみきさん» それは良かったです！まだまだですが、見守って頂ければ幸いです(^^) (2017年4月1日 21時) (レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙花。 | 作成日時：2017年1月18日 23時
