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Ray side
この日を待っていた
───2046年 1月14日 23:38
レイ「なぁ…
本当は諦めてなんかないんだろ？エマ」
エマ「うん 諦めてない
レイもでしょう？」
レイ「ああ
お互い結局考えることは同じ」
諦めたフリをして脱獄を進めてたってわけだ
エマ「何かするのはドンとギルダに全部任せた
訓練を始め 諸々の準備」
エマが言うに脱獄のための準備は全部済んでるらしい
上出来だ
エマは昼に逃げようというが俺はこれが一番だと思う
レイ「夜ハウスに火をつける
本部に悪魔で火事と思わせる」
レイ「さぁ明日と言わず今夜 今逃げよう
できるか？」
エマ「大丈夫！」
レイ「じゃあ今から決行しよう」
俺は未だに全員で逃げるのには反対だがエマが逃げないよりマシだ
もうこれ以上大切な人を失うわけにはいかない
好きなやつまで失ったんだ
・
ガソリンを床に撒く
エマ「…ねぇレイ 1つ気になったんだけど
家事を起こしてもさ…
ママがもし建物を放棄したら？」
レイ「…気づいた？」
レイ「でも問題ない 考えてある
シンプルな話さ」
レイ「こうすればいい」
頭からガソリンをかぶる
エマ「レイ！！？」
レイ「サイコーだろ？
出荷が決まっている
絶対に捨て置けない
この日を待っていた
ずっと前から決めていたんだ
何年も……何年も前から
ガキ臭い腹いせさ
12年
待ちに待った
それを今夜奪り上げる
食わせられると思うなよ？
食用？商品？知ったことか
俺は人間だ！
ザマァ見ろ！！」
それにこれでいいのだ
ずっと家族を見殺しにしてきたのだ
みんないい奴らだったのに
一番守りたかったやつもいなくなった
みんな…
優しい人達だったのにな
レイ「いいかエマ
チャンスは一度きりだ
うまくやれ
俺の命も
Aとノーマンの命も無駄にするなよ…頼むから」
家族の写真をエマに渡す
その中にはエマやノーマンもいる
実は密かにAの写真も撮っていた
チビたちと楽しそうに遊ぶA
それは俺のポケットに入っている
大丈夫だA
俺もすぐそっちに行くから
レイ「呪いたい人生だったけど
お前らとの人生はすげぇ楽しかった
ありがとう バイバイ エマ」
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サラ(プロフ) - アイさん» 大切なお時間を割いてまで一気読みしていただけて本当に光栄です( ; ; )これからもよろしくお願い致します！ (2020年10月11日 14時) (
レス) id: 376d3b3e99 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 響宇さん» 大好きと言っていただけるなんて本当に嬉しいです！！(；＿；)これからもよろしくお願い致します！ (2020年10月11日 14時) (レス) id: 376d3b3e99 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - しらゆきさん» コメントありがとうございます！本当に嬉しいです‥(；＿；)試行錯誤しながら進めていきたいと思います。これからもよろしくお願い致します！ (2020年10月11日 14時) (レス) id: 376d3b3e99 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - めたくそ楽しくて一気に読んでしまいました！これからも頑張ってください！ (2020年10月9日 15時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
響宇(プロフ) - こんにちは、初コメ失礼します！密かながらにいつもこの小説を楽しませて頂いています…!!本当に本当に大好きです！！ (2020年10月8日 7時) (レス) id: 56959af681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2020年8月30日 23時
