35 泣くという弱さ、泣くという強さ ページ40
ミズハsaid
あ)…ん…。
目が覚め視界に入ってきたのは見慣れた天井…ここは…私の部屋？私はゆっくり起き上がった。
あ)つっ…。
起き上がった瞬間お腹に激痛が走った。
ロ)気がついたか。
あ)ローさん…私は…
何があったのか聞こうとした時…
あ)!!
頭の中に一気に記憶が戻ってきた。たくさんの男の人に囲まれたこと、頬を叩かれた痛み、あの荒い息、そして下品な笑い。思い出すだけで震えが止まらない。
ロ)ミズハ…。
あ)ごめんなさい。また迷惑かけてしまって。私がちゃんとしていればこんな事にならなかったのに…ベポさんやローさん、それに皆さんに心配かけて…
何か話していないと涙が出そうで私はベッドから降り俯いたまま必死に言葉を探した。
あ)本当にごめんなさい。自己管理もしっかりしていれば能力だって使えたのに。
ロ)ミズハ…
あ)え…。
気がついた時にはローさんに腕を引っ張られ、目の前にローさんのパーカーがありローさんの匂いに包まれ、抱きしめられていることに気づいた。
あ)あ…あの…ローs ロ)我慢するな。 あ)え…。
ロ)泣きたきゃ泣け。我慢して独りで抱え込むんじゃねぇ。
あ)で…でも…。
ロ)でもじゃねぇ。俺達は仲間だ遠慮しずにもっと頼れ。俺もベポも他の奴等も迷惑なんて思ってねぇ。だから…泣きたいときは泣け…おもいっきり。俺の前だけでもいい…抱え込むな……仲間じゃねぇか…
ローさんの言葉に今まで溜まっていたものが目からこぼれ落ちていく。
あ)うっ…ごめんなさい…ﾋｯｸ…本当は…怖くて…。
ロ)謝るな。悪かったなすぐに助けに行けなくて。
あ)…っ……ぅぅ…助けてくれて…ありがとう……ございます。
ロ)当たり前の事をしただけだ。
あ)うっ…うっ…………
その後はローさんの腕の中でずっと泣いていた。ローさんは優しいけど強く私を抱きしめていた。ローさんが受け止めてくれる手はとても温かくて更に涙が流れ落ちた。
何年ぶりに泣いたんだろう。ずっと泣いていなかったから最後に泣いたのはあの時だった。そんなことが頭に浮かんだけど…私はそんなこと考えられないほどたくさん涙を流し、そのまま意識を手放した。
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マスちゃん - いいよ！でも、めちゃくちゃ下手だけどいいかな？ (2013年8月12日 18時) (
レス) id: f022eef491 (このIDを非表示/違反報告)
小手毬(プロフ) - マスちゃんさん» そうなんだ!!載せてもらえたら読みたいから教えてくれる？ (2013年8月12日 16時) (レス) id: 967f76a036 (このIDを非表示/違反報告)
マスちゃん - 私は、まだだよ！今、小説書いてる友逹がちょうど終わったから、載せてもらえないか説得してるんだ！ (2013年8月12日 16時) (レス) id: b419695ab6 (このIDを非表示/違反報告)
小手毬(プロフ) - マスちゃんさん» マスちゃんさんも小説書いてるんだー。読みたいな!!後、友希ありがとう(*´ω｀*)私の事は呼び捨てでいいよ!! (2013年8月12日 15時) (レス) id: 967f76a036 (このIDを非表示/違反報告)
マスちゃん - 小手毬さん！あなたに文才なかったら、私なんてダメダメだよ！？あと、私友希です！ (2013年8月12日 15時) (レス) id: b419695ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小手毬 | 作成日時：2013年6月12日 23時
