今日:18 hit、昨日:12 hit、合計:30,228 hit
小｜中｜大
００４ ページ4
・
「アイスコーヒー１つ」
カウンター席の奥から２つ目の席に座って
メニューも開かずアイスコーヒーを頼む男性
きっといま話題に上がってた彼だ
「かしこまりました」
注文を受けドリンク場に立つミナトくんに目を向けると
パッとミナトくんと目が合う
アイスコーヒーをグラスに注ぎ
俺が運びます、と
ドリンク場を出て彼のもとへ足を進めるミナトくん
「おまたせいたしました」
ミナトくんが運んだドリンクに目を移し軽く会釈した彼を
ドリンク場から盗み見る
いつもと同じ席
いつもと同じ光景
いつもと同じ真い服
いつもとは違うミナトくんの行動
「お客さん、きょうはお仕事長引いたんですか？」
「……え？」
「だっていつも決まって１８時にいらっしゃるじゃないですか！」
そう言われ、黙ったままミナトくんを見上げる彼
ああ、きっと困ってる……
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 338人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：公爵 | 作成日時：2022年1月7日 21時
