第36話 ページ39
そらる Side
放送室の吸血鬼を全て倒すと、放送が勝手に掛かった。センサーを見ると、緑色に光っている。
どうやら、吸血鬼は全て居なくなったらしい。
「やっぱりこの機能は便利ですね〜!作ったかいがありましたね、灯油さん!!」
りぶはそう言って、目をキラキラさせた。
「そうだな。まぁでも、二週間で作ったから、どこか不備がありそうで怖いけどな……」
灯油は片手で頭を掻きながら、不安を口にした。
「とりあえず、会議室に行くか」
「そうですね」
「そうだな」
俺の言葉に、二人は頷いた。
そして、会議室へと三人で向かった。
しかし、歩いている途中に、誰かが叫んでいる様な声が聞こえた。
その為、声のした食堂の中へ入っていくと、nqrseが床に手を着いて、「あらき……」と言いながら泣いていた。
それを見た瞬間に、【あらきは吸血鬼に攫われた】のだと察したのだ。
荒ぶるnqrseを止めるも、nqrseは何処かへと走り出してしまった。
「俺、nqrseを追いかける……!!」
「待て。吸血鬼が居ない今のうちに、負傷者を運ぶのが先だ。誰か、怪我した者は居ないか?」
俺は今にも追いかけそうなうらたぬきを声で止め、負傷者が居ないか問いかけた。
「まーしぃが手に怪我してるんや!!」
すると、坂田の大きな声が食堂に響いた。
105人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千冬(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます。長い間待っていただき、本当にありがとうございましたm(__)mこれからもボチボチ書いていきたいと思いますので、楽しみにして下さると嬉しいです♪ (2019年10月19日 22時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年9月5日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - ホトトギスさん» 果たして彼は今後どうなっていくのでしょうか… (2019年3月9日 16時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
ホトトギス - sou… (2019年2月26日 21時) (レス) id: bf948515ff (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - sorasorarinrin1さん» 「あの方もこの方も登場させたい!」と思い増やしていたらいつの間にか多人数になってました(笑)でも多くの歌い手様の色々な様子を想像して書く事はとても楽しいです。応援ありがとうございます(≧∇≦)また時間が空いた時に更新させて頂きます♪ (2019年1月8日 21時) (レス) id: 524936adfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:千冬 | 作成日時:2017年10月23日 7時